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吉野家が米国産牛肉を選んだ本当の理由とは?
【PJ 2007年03月17日】−
先日のPJニュース『吉野家に直撃取材!「牛丼の味ってお店によって違うの?」』では、牛丼の「味」に関する記事を書かせて頂いたが、吉野家D&Cに取材をした際、広報部の方から「味」以外にも色々なお話を伺うことができた。ところでみなさんは、「吉野家が米国産の牛肉を選ぶ理由」をご存知だろうか? 取材の最中、PJ堀口は広報部の方に大変失礼なことを言ってしまった。しかし、ここから話は意外な方向に展開した。
何が大変失礼だったかというと、取材中にPJは、「吉野家様は味を大切にするからこそ米国産牛肉にこだわるのですね」と発言した場面があったのだが、それは実は大間違いであったのだ。広報部の方は、「いやいや、そうではないのですよ。吉野家は米国産牛肉にこだわってはいません」と答えられた。ここからテーマは“米国産牛肉”へと移行していった。
「吉野家の牛丼に使われる部位は“ショートプレート”と呼ばれるバラ肉なのですよ。これは牛一頭から10kgしか生産できないのです」とのことである。吉野家は牛肉なら、ショルダー、リブ、チャックなど色々あるが、牛肉なら何でも良いというわけではない。牛丼に一番合う味は牛のバラ肉、つまり、“ショートプレート”であるという。
「本当は、オーストラリア産だって、カナダ産だっていいのです。オーストラリア産など日本を含めて吉野家の牛丼に合う肉はあります。しかし、生産量が非常に少ない。オーストラリア産もカナダ産も、吉野家で必要とする肉の量よりもずっと少ないのですよ。それに対して、米国産は規模が違うのです」と語る。吉野家が米国産牛肉に頼らざるを得ない理由は“生産量”にあったのだ。
また、「米国産しか吉野家の牛丼の味を出せる量が調達できないのですよ」とのことであるが、これらの状況を考慮すると、答えは自然と“米国産牛肉”となる。吉野家の味を出すにはそれだけの牛肉の量が必要であり、「“安い・美味い・早い”を実現するためには、米国産なのです」とのことである。
皆さんの中には、“吉野家は、米国産牛肉にこだわっている”というイメージはないだろうか。これは間違いなのだろう。原因の一つとして、マスコミ報道の影響もあるようだ。「吉野家」に関するマスコミ報道では、必ずと言っていいほど「米国産牛肉」という文字が登場する。しかし、そこから「吉野家=米国産牛肉」を安易に結び付けてはいけないということだ。
吉野家D&Cには、再取材もさせて頂いた。そこでは、吉野家の言いたいことが、マスコミを通して一般の人たちになかなか伝わらない、というような内容のことも話していた。「是非とも吉野家ホームページのプレスリリース(2004/12/28)『何故、吉野家は牛丼の販売を再開しないのか?』を見て下さい」とのことである。「吉野家が言いたかった本当のことがシンプルに書かれています」という。
そして最後に、「他に安定供給してくれるところがあったら米国産牛肉ではなくてもいい」、これが吉野家の考えだそうだ。また、色々と流れる吉野家に対するマスコミ報道に関しては、「メディアの方も、なかなかすべてはご存じないでしょうし、話題を作らないといけないですし」という控えめに吉野家側は話していた。【了】
■関連情報
吉野家 D&C
国産の食品は全て「安全」なのか?
吉野家に直撃取材!「牛丼の味ってお店によって違うの?」
記者ブログ:堀口剛のライブドアPJ パブリックジャーナリスト宣言
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 堀口 剛【 埼玉県 】
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何が大変失礼だったかというと、取材中にPJは、「吉野家様は味を大切にするからこそ米国産牛肉にこだわるのですね」と発言した場面があったのだが、それは実は大間違いであったのだ。広報部の方は、「いやいや、そうではないのですよ。吉野家は米国産牛肉にこだわってはいません」と答えられた。ここからテーマは“米国産牛肉”へと移行していった。
「吉野家の牛丼に使われる部位は“ショートプレート”と呼ばれるバラ肉なのですよ。これは牛一頭から10kgしか生産できないのです」とのことである。吉野家は牛肉なら、ショルダー、リブ、チャックなど色々あるが、牛肉なら何でも良いというわけではない。牛丼に一番合う味は牛のバラ肉、つまり、“ショートプレート”であるという。
「本当は、オーストラリア産だって、カナダ産だっていいのです。オーストラリア産など日本を含めて吉野家の牛丼に合う肉はあります。しかし、生産量が非常に少ない。オーストラリア産もカナダ産も、吉野家で必要とする肉の量よりもずっと少ないのですよ。それに対して、米国産は規模が違うのです」と語る。吉野家が米国産牛肉に頼らざるを得ない理由は“生産量”にあったのだ。
また、「米国産しか吉野家の牛丼の味を出せる量が調達できないのですよ」とのことであるが、これらの状況を考慮すると、答えは自然と“米国産牛肉”となる。吉野家の味を出すにはそれだけの牛肉の量が必要であり、「“安い・美味い・早い”を実現するためには、米国産なのです」とのことである。
皆さんの中には、“吉野家は、米国産牛肉にこだわっている”というイメージはないだろうか。これは間違いなのだろう。原因の一つとして、マスコミ報道の影響もあるようだ。「吉野家」に関するマスコミ報道では、必ずと言っていいほど「米国産牛肉」という文字が登場する。しかし、そこから「吉野家=米国産牛肉」を安易に結び付けてはいけないということだ。
吉野家D&Cには、再取材もさせて頂いた。そこでは、吉野家の言いたいことが、マスコミを通して一般の人たちになかなか伝わらない、というような内容のことも話していた。「是非とも吉野家ホームページのプレスリリース(2004/12/28)『何故、吉野家は牛丼の販売を再開しないのか?』を見て下さい」とのことである。「吉野家が言いたかった本当のことがシンプルに書かれています」という。
そして最後に、「他に安定供給してくれるところがあったら米国産牛肉ではなくてもいい」、これが吉野家の考えだそうだ。また、色々と流れる吉野家に対するマスコミ報道に関しては、「メディアの方も、なかなかすべてはご存じないでしょうし、話題を作らないといけないですし」という控えめに吉野家側は話していた。【了】
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