移籍の噂のあったACミランの副会長ガリアーニとの接触が報じられたロナウジーニョ<br>(Photo/B.O.S.)

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以前から噂のあったロナウジーニョ(バルセロナ)のACミラン移籍が一気に現実味を帯びてきた。今季開幕前から“ロナウジーニョ、ACミラン移籍”を繰り返し報じてきたコリエレ・デッロ・スポルト、一方これまで静観の姿勢を貫いてきたイタリア最大のスポーツ紙ガゼッタ・デッロ・スポルトともに14日付の紙面でロナウジーニョのACミラン移籍可能性を大きく報道した。

現地紙情報によると前日昼にロナウジーニョの兄であり代理人のロベルト・アシスがミラネッロ(ACミラン総合施設)を訪問し、選手達と挨拶を交わした後にACミラン副会長ガリアーニと接触したとの事。同代理人は「バルセロナとの関係は良好で、契約は尊重されるべき」と前置きした上で「ミランの雰囲気は素晴らしい。ブラジル人選手・家族の生活は満たされている」とミランの環境を絶賛した。

会談後、ガリアーニ副会長は「いつでも獲得の準備は出来ているが、バルセロナに対してプレッシャーを掛けるつもりはない」と慎重発言に終始したが、元イタリア首相でクラブの全権を握るベルルスコーニ会長は「可能性はある」と獲得への手応えを明言した。

“ロナウジーニョ、ミランへ!!”(コリエレ紙)、“ミラン、ロナウドの次は・・・ロナウジーニョ”(ガゼッタ紙)の一面見出しが躍った14日。カカ、ロナウド、ロナウジーニョ。誰もが羨む夢の競演実現に向け、推定年俸800万ユーロ(約13億円)のファンタジスタ獲得にACミランが動く。

佐藤 貴洋