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【書評】「親より稼ぐネオニート『脱・雇用』時代の若者たち」、今 一生著

【書評】「親より稼ぐネオニート『脱・雇用』時代の若者たち」、今 一生著
親より稼ぐネオニート「脱・雇用」時代の若者たち/今 一生 (著)。第五章では、三浦展氏、門倉貴史氏、今一生氏による座談会「ネオニートは労働からの解放を叫ぶ革命家なのか?」を掲載。(撮影:堀口剛)
【PJ 2007年03月14日】− ここ数年、「ニート」という言葉を当たり前のように聞く。日本では「ひきこもり」「働く気のない若者」というようなイメージが思い浮かぶ言葉である。そのような人たちへ「希望を失っても、敗者復活戦はある」「自分で責任を持って稼いでいこう」など、熱いメッセージが書かれているのが、この『親より稼ぐネオニート「脱・雇用」時代の若者たち』という本である。

 「ネオニート」とは何か? テリー伊藤さんが『給与明細』というテレビ番組において、株式相場に自分の人生の成り行きを丸投げした「株ニート」たちを「ネオニート」と呼んだのが始まりだそうである。それに対し、著者の今氏は、『「脱・雇用」の時代を自営思考のネット・ビジネスで生き残ろうと試行錯誤を続けて親より稼げるようなった若者たちこそ、新時代の到来を告げる意味で「ネオニート」と呼ぶのにふさわしいと思う』と新たに定義する。

 本書によると、引きこもりながら稼いでいる「ネオニート」が結構いるそうである。「親の資産を元手にオンライントレードで稼ぐ人」「ブックオフでお宝本を安価で仕入れ、ネットオークションで高値で売り飛ばす人」「アフィリエイトなどの不労所得で年収1000万円を達成した人」など、著者が実際に取材をしたネオニートが何人も紹介されている。明らかに一般のサラリーマンよりも収入は高い。ただ引き篭もるだけではなく、実は「親より稼ぐ」を実践している人もいるとのことである。

 ところで皆さんは勤労という言葉にどのようなイメージを持つだろうか。世間では、よく「汗水流して働くこと」「いやな仕事もガマンして続ける」などとよく言われている。しかしこの本では、これを「妄信」とする。そして、ネオニートを「肯定」している。

 本書にはネオニートに関することばかりでなく、ネットビジネスに関しても詳しく書かれている。「これからアフィリエイトで稼ぎたい」という人にとっても、始めるための「あと一押し」をしてくれる本ではないだろうか。ネオニートたちの稼ぎっぷりを読んで「こんなの無理に決まっている」と思う人はそれでもいいだろう。ただ、「額に汗して働く」という考え方の一方で、昔と違い「パソコン一台で稼ぐ」という全く逆の考えで稼いでいる人もいるということを、今はしっかりと認識しなければいけない。だから敗者復活戦が可能なのだ。

 今、日本の未来に不安を抱く人は多い。しかし、文句を言ってばかりでは何も始まらない。この本を読んで、それをキッカケに、何か第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。【了】

■関連情報
記者ブログ:堀口剛のライブドアPJ パブリックジャーナリスト宣言

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 堀口 剛【 埼玉県 】
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