今週のお役立ち情報
「くらし・いのち・安全を守ろう!」合言葉にスト・デモ=茨城
2007年03月03日16時47分 / 提供:PJ
【PJ 2007年03月03日】−
茨城県で養護学校スクールバスの運行を手がけている常南交通(本社:茨城県石岡市)の労働組合、常南交通労働組合(柴原洋次執行委員長)は2日、養護学校スクールバス競争入札による経費削減など事実上の福祉切り捨て行為に反対し、「3・2くらし、いのち、安全を守ろう!茨城県民大行動」と銘打ち、午前6時から茨城県つくば市の同社学園営業所車庫にてバス3台、運転手及び介助員ら組合員6人でストライキに突入した。午前11時には同所でスト突入決起集会を実施。午後3時頃には茨城県水戸市の茨城県庁に向かい、橋本昌茨城県知事に申し入れを行った。
午後6時には支援者も含め約300人が茨城県庁前で県庁包囲行動をし、水戸市千波町の茨城県総合福祉会館に向けてデモ行進した。デモには障害者たちも参加し、参加者たちは「お金のために安全をすてるな」のプラカードを持って、茨城県が進めているダンピングまがいの養護学校スクールバス競争入札に抗議の意思を示した。
午後7時30分から茨城県総合福祉会館で開かれた県民大集会では約180人が参加し、「障害児の通学条件を考える会」の國府田節子会長は「常南(交通)さんにバスをお願いしたい。子供のために一緒になってがんばりたい」と、27年にわたって障害児の保護者と信頼関係を築いてきた常南交通への支援を訴えた。この他「自立支援法を考える会」の沼尻さんからは、1997年頃に茨城新聞や毎日新聞などの報道で発覚した知的障害者虐待事件「水戸事件」を引き合いに出し「障害児のことを知らないバス会社の人が、障害児に対して虐待するのではないか、と恐れている」との発言があった。
今回の抗議行動を指揮した常南交通労組の柴原委員長は「茨城県の動向しだいでは、今後、全面ストで闘う決意でいる」と、障害児に安全なスクールバスを提供するためには一歩も引かない強い決意を明確にした。【了】
■関連情報
PJニュースが入手した柴原洋次委員長のあいさつ全文は以下の通り。
本日はたいへんお忙しい中、県民大集会にお集まりいただきましてありがとうございます。呼びかけ団体の一員として常南交通労働組合より一言ごあいさつさせていただきます。
本日朝6時より下妻1号車、美浦2号車、土浦3号車、3台を対象に運転手、介助人6名の組合員がストライキに立ちあがりました。そして、午前11時につくば市にある学園営業所にて、スト突入集会を行ってきました。会社側は非組合員をつかってスト破りをおこない、バスは運行されましたが、全組合員の団結でストライキを闘い抜きました。
今回は子どもたち、保護者への影響を配慮して、最小限度のスト体制を組みましたが、茨城県の動向しだいでは、今後、全面ストで闘う決意でいることを冒頭にご報告いたします。
規制緩和・民営化の波が社会全体をおおい、いま、くらし・いのち・安全が本当に危険にさらされています。公務員であろうと、民間企業であろうと、何でも競争すればいいんだということが言われています。
しかし、現実にやっていることは、国や県による限りないピンハネと安全の切り捨てです。そこに働く労働者が傷つこうが、死のうがいっさい関係ないということです。また、ここに暮らす住民が苦しもうと、お金の無い人は医者にもかかれない、介護もうけられない、国や行政はいっさい面倒を見ないということです。
そもそも、談合というのは、国や県の官僚が政治家や大企業と癒着して、ぼろ儲けしてきたことが問題なのであって、競争入札を持ち込んでも、中小企業やそこに働く労働者はますます厳しいピンハネを強いられ、食えなくなっているだけです。一般競争入札があたかも「すばらしい制度」のように言われていますが、とんでもありません。
だからこそ、私たち労働者、労働組合が「通学条件を考える会」の保護者のみなさんや、「自立支援法を考える会の沼尻さんや里内さんたちとともに、全国で苦闘している人たちとつながって、団結していくことこそが、この規制緩和の流れにたちはだかり、「みにくい国」日本を変えていくために一番大切なことであると考えて、本日の行動を計画しました。
実際に、県立養護学校のスクールバスを運行している私たちの職場のことをお話しさせていただきますと、この4月開校のつくば養護学校の入札が、昨年10月におこなわれましたが。従来の6割引という、とんでもない競争になっています。これにともなって、つくばエリアにある土浦、下妻の養護学校のバスが6台減車となり、14名の組合員がリストラされようとしています。
しかし、落札した大曽根タクシーという会社は、昨年12月から募集していますが、いまだ全員そろっていません、それもそのはずで、ドライバーで給料15万円の手取りで13万円という話まで伝わってきています。年収200万円のワーキングプアです。介助人も8〜9万円のパート並みの給料です。そして、あまりにも乗務員が集まらないので、支度金20万円出すなどという話まで飛び交っています。
このような状態で、どうして子どもたちの安全や安心を守っていくことができるのでしょうか?安売り競争の結果ではないのでしょうか。
2月18日に大阪吹田市で発生した、あずみの観光バスの衝突事故によって、16才の添乗員の死亡を含む27名の痛ましい犠牲者がでました。規制緩和による極端な安売り競争が原因です。あの事故は、明日の私たちの姿であることを、背スジが凍る思いで見ていました。規制緩和によって、バス労働者のいのち、子どもたちのいのちが本当に危険にさらされています。
これまでJR脱線事故、埼玉プール児童死亡事故、シンドラーエレベーター事故、パロマや不二家など、安全切り捨てからくる痛ましい事件、事故は後をたちません。そして、事故が起きると決まって国や県当局は、「知らなかった、今後適切に対応する」と言います。しかし、痛ましい事故が起きてからでは、取り返しがつきません。だからこそ私たちは、事故が起きる前に、今すぐ橋本知事に「適切な対応」を求めたいと考えています。
そのためにも、福祉切り捨てと規制緩和・民営化の流れを止める大運動が絶対に必要です。本日の行動を出発点にして、ここに集まられたみなさんと力を合わせて、さらに運動を盛りたてていくためにがんばっていきたいと思っています。これからもご支援、ご協力をお願いします。
PJニュース.net
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 崎山 勝功【 茨城県 】
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午後6時には支援者も含め約300人が茨城県庁前で県庁包囲行動をし、水戸市千波町の茨城県総合福祉会館に向けてデモ行進した。デモには障害者たちも参加し、参加者たちは「お金のために安全をすてるな」のプラカードを持って、茨城県が進めているダンピングまがいの養護学校スクールバス競争入札に抗議の意思を示した。
午後7時30分から茨城県総合福祉会館で開かれた県民大集会では約180人が参加し、「障害児の通学条件を考える会」の國府田節子会長は「常南(交通)さんにバスをお願いしたい。子供のために一緒になってがんばりたい」と、27年にわたって障害児の保護者と信頼関係を築いてきた常南交通への支援を訴えた。この他「自立支援法を考える会」の沼尻さんからは、1997年頃に茨城新聞や毎日新聞などの報道で発覚した知的障害者虐待事件「水戸事件」を引き合いに出し「障害児のことを知らないバス会社の人が、障害児に対して虐待するのではないか、と恐れている」との発言があった。
今回の抗議行動を指揮した常南交通労組の柴原委員長は「茨城県の動向しだいでは、今後、全面ストで闘う決意でいる」と、障害児に安全なスクールバスを提供するためには一歩も引かない強い決意を明確にした。【了】
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PJニュースが入手した柴原洋次委員長のあいさつ全文は以下の通り。
本日はたいへんお忙しい中、県民大集会にお集まりいただきましてありがとうございます。呼びかけ団体の一員として常南交通労働組合より一言ごあいさつさせていただきます。
本日朝6時より下妻1号車、美浦2号車、土浦3号車、3台を対象に運転手、介助人6名の組合員がストライキに立ちあがりました。そして、午前11時につくば市にある学園営業所にて、スト突入集会を行ってきました。会社側は非組合員をつかってスト破りをおこない、バスは運行されましたが、全組合員の団結でストライキを闘い抜きました。
今回は子どもたち、保護者への影響を配慮して、最小限度のスト体制を組みましたが、茨城県の動向しだいでは、今後、全面ストで闘う決意でいることを冒頭にご報告いたします。
規制緩和・民営化の波が社会全体をおおい、いま、くらし・いのち・安全が本当に危険にさらされています。公務員であろうと、民間企業であろうと、何でも競争すればいいんだということが言われています。
しかし、現実にやっていることは、国や県による限りないピンハネと安全の切り捨てです。そこに働く労働者が傷つこうが、死のうがいっさい関係ないということです。また、ここに暮らす住民が苦しもうと、お金の無い人は医者にもかかれない、介護もうけられない、国や行政はいっさい面倒を見ないということです。
そもそも、談合というのは、国や県の官僚が政治家や大企業と癒着して、ぼろ儲けしてきたことが問題なのであって、競争入札を持ち込んでも、中小企業やそこに働く労働者はますます厳しいピンハネを強いられ、食えなくなっているだけです。一般競争入札があたかも「すばらしい制度」のように言われていますが、とんでもありません。
だからこそ、私たち労働者、労働組合が「通学条件を考える会」の保護者のみなさんや、「自立支援法を考える会の沼尻さんや里内さんたちとともに、全国で苦闘している人たちとつながって、団結していくことこそが、この規制緩和の流れにたちはだかり、「みにくい国」日本を変えていくために一番大切なことであると考えて、本日の行動を計画しました。
実際に、県立養護学校のスクールバスを運行している私たちの職場のことをお話しさせていただきますと、この4月開校のつくば養護学校の入札が、昨年10月におこなわれましたが。従来の6割引という、とんでもない競争になっています。これにともなって、つくばエリアにある土浦、下妻の養護学校のバスが6台減車となり、14名の組合員がリストラされようとしています。
しかし、落札した大曽根タクシーという会社は、昨年12月から募集していますが、いまだ全員そろっていません、それもそのはずで、ドライバーで給料15万円の手取りで13万円という話まで伝わってきています。年収200万円のワーキングプアです。介助人も8〜9万円のパート並みの給料です。そして、あまりにも乗務員が集まらないので、支度金20万円出すなどという話まで飛び交っています。
このような状態で、どうして子どもたちの安全や安心を守っていくことができるのでしょうか?安売り競争の結果ではないのでしょうか。
2月18日に大阪吹田市で発生した、あずみの観光バスの衝突事故によって、16才の添乗員の死亡を含む27名の痛ましい犠牲者がでました。規制緩和による極端な安売り競争が原因です。あの事故は、明日の私たちの姿であることを、背スジが凍る思いで見ていました。規制緩和によって、バス労働者のいのち、子どもたちのいのちが本当に危険にさらされています。
これまでJR脱線事故、埼玉プール児童死亡事故、シンドラーエレベーター事故、パロマや不二家など、安全切り捨てからくる痛ましい事件、事故は後をたちません。そして、事故が起きると決まって国や県当局は、「知らなかった、今後適切に対応する」と言います。しかし、痛ましい事故が起きてからでは、取り返しがつきません。だからこそ私たちは、事故が起きる前に、今すぐ橋本知事に「適切な対応」を求めたいと考えています。
そのためにも、福祉切り捨てと規制緩和・民営化の流れを止める大運動が絶対に必要です。本日の行動を出発点にして、ここに集まられたみなさんと力を合わせて、さらに運動を盛りたてていくためにがんばっていきたいと思っています。これからもご支援、ご協力をお願いします。
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パブリック・ジャーナリスト 崎山 勝功【 茨城県 】
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