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【よこ顔】「これからはインドの時代!」と張り切る起業家の坂田修次さん、将来は和製ビルゲイツだ!

【よこ顔】「これからはインドの時代!」と張り切る起業家の坂田修次さん、将来は和製ビルゲイツだ!
高度な技術を有する青年にはないスマートさと明るさが身上の坂田修次さん。今日も愛用のパソコン片手に大奮闘。(撮影:今藤泰資) 写真一覧(4件)
【PJ 2007年03月03日】− 昨年5月、茨城県の土浦で遂に自分の会社、「株式会社・ニュー・ジーシー(NEWGC)」を立ち上げたのが38歳になる坂田修次さん。8年以上勤めた会社での豊かな収入は途絶えたが、選んだこの道にためらいはない。郷里の北海道の大学で電子工学を学んだ。在学中、ホームステイしたアメリカのシアトルでの生活は楽しかったが、卒業後すぐに大手電気メーカーの「NEC」に入社。配属された千葉県の我孫子事業所で早速「NTT」の交換機の設計に当たった。国家プロジェクトの一翼を担う最先端技術を駆使する仕事。それなりに面白かったが、「どうも違うな」と思い始めたのは入社後6ー7年のころだった。

 「ATM交換機」のプロトコル機能の速度をいかに早くできても、一般のユーザーには取るに足らない技術。使えない技術開発に疑義を覚えたのだ。そのころを振り返って坂田さんは「2年ほど葛藤の毎日だった」と述懐する。この間、懐かしいシアトルで10カ月の語学留学を果たし、東京理科大学の大学院で技術経営修士の学位も取得した。

 悩んだ挙げ句、30歳で「NEC」に見切りをつけた。その後、語学力を活用できる外資系会社で経験を積み、日本の会社と交互に転職を重ねた。とはいえ、人の関係を粗末にするようなクールな生き方を選んだつもりはない。4回の転職先ではシッカリ働き、同時に自分のスキルを磨いただけだ。その間、友人の紹介で知り合った女性と結婚。創業する身には2歳になった愛娘を夫人直子さん(35)の実家に預け、やっと土浦に落ち着いた。

 まだ社員は彼1人のこの会社、ネットを活用した情報提供サービスをコンテンツとするが、特徴はインドとの関係強化を主務としたことだ。日本にもたらされる情報は、「NBC」や「BBC」に代表される欧米系メディア。最近でこそ、アンチ欧米系メディア「アルジャジーラ」からの配信が増えたとはいえ、国際化時代には不相応な情報が日本での主流。特異のプロトコル機能を生かすには、中国、ロシア、ブラジルかインドの情報の提供がこの国には必要と考えた。だが中国はもはや知られすぎている。ブラジルは遠い。ロシアにはあまり関心がなかったので消去法で残ったのがインドであった。

 思ったら素早く動くのが坂田さん、早速、人を頼ってインドへ出かけた。なるほどこの国は「アジアの眠れる獅子」であった。旧宗主国イギリスの関係から、英語圏であり、有能な技術者に注目する米国企業も目をつけている。広大な国土、未知数の潜在力、友好的な人種、実に魅力的な国であった。青年は奇異な縁からインドで若手の映画監督と出会い、その縁のまた縁で出会った人物がネルー大学教授のプレム・モトワニ(Prem Motowani)さん。この知日的インド人学者との出会いは、起業を促進するおおきなきっかけを作った。「インド最前線」や、「カタカナ英語」といった日本関連出版物もあるプレムさんは、「日本のODA」を「ニュー・ジーシー」のホームページ(http://www.newgc.com/)で連載中なのだ。

 土浦市と商工会議所が主宰する「SOHO土浦」という起業支援組織を利用できることになったのは2月1日。家賃は月額2万円、高速ネットは24時間利用でき、冷暖房完備の部屋でやっと「社長の椅子」に座ることができた。茨城県のベンチャー支援組織のコーディネーターが翻訳の仕事を紹介してくれた。業界新聞記者の取材のこの方が連れてきてくれた。「日本のODA」の出版の段取りも目安が立った。やっと事業が前進し始めた。「起業の日以来、禁酒禁煙を守ってきたが、そろそろ一杯やろうか」そう思えるようになったのだ。

 その日、意気揚々と帰宅したら思いがけない電報が…。アメリカ留学のときの友達Tさんの訃報だった。安室奈美恵やMAXなどの有名歌手の舞台デザイナーだった人だ。ともに、学び、夢語り合った同志の突然の死はひどくこたえた。昨年12月、「たまに飲もう」と誘われたが、余裕なく断ったことが悔やまれた。葬儀の日、Tさんの霊前で、「事業は必ず成功させます。アナタの分まで働きます。メジャーになります」と誓った。

 まだまだビジネスの仕掛けは完全ではない。生活を支えるためにも、夫人の直子さんはつくば市内の研究所勤務を続けている。それでも職住接近、家庭の団欒はいつでもできる環境。友人知人の少なかった茨城にも、このところ仲間が増えてきた。明るく楽しく意気軒昂なこのところ、たまの商談には身振り手振りが豊かになる。2年後の目標を売り上げ6000万円、利益を2000万円にと目標を立てた。その後はでかいビルに本社を構えるつもりだ。親友Tさんの死を乗り越えて頑張れ、将来の和製ビル・ゲイツよ!【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資【 茨城県 】
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【よこ顔】「これからはインドの時代!」と張り切る起業家の坂田修次さん、将来は和製ビルゲイツだ!
相手の目を見ながらじっくり話を聞く。自分のオピニオンは豊富な
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時折見せる鋭い視線はタダ者ではない。(撮影:今藤泰資)
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