【独女通信】30代独女の資格コレクション・ブーム
2007年1月から日本テレビで放映されている「ハケンの品格」が話題だ。主人公は、「生きていく技術とスキルさえあれば自分の生きたいように生きていける」というポリシーの持ち主。毎回、クレーン免許、マグロ解体、ロシア語、昇降機検査資格など、魔可不思議な資格がたくさん登場する。テレビドラマにも反映されているように、現在、30代独女に資格コレクターが急増しているという。
「もうこうなると半分意地みたいなものね」そう言って笑うのは市役所に勤める郁美さん(34歳)だ。何が意地なのかというと、郁美さんは役所の中でも有名な資格コレクターなのだ。中学生のときに取得した珠算6級を皮切りに書写検定、音楽能力検定、ダンス教師、エアロビクスインストラクター、ホームヘルパー、ケアマネージャーなどなど20種類近くの資格を持っている。残念なのは語学系の資格がないこと、自慢はつい最近取得した手話通訳士の資格。
「私の場合、役所勤めだから転職とか開業は考えてないんです。資格を取るのはあくまで自分磨きの一環なんです。一枚の資格を得るために“あー、私はこれだけ勉強したんだ”って思うとなんとなく自分のスキルが上がったような気がするんです。一種の自己満足ですけどね」次はもっと難しい国家資格に挑戦してみたいという郁美さん。「うーん、次は税理士とか行政書士の資格がほしいですね(笑い)」
「資格を持っていると就職や転職、独立のとき必ず役に立つ、と言われたのは昔の話。今や資格の一つや二つは持っていて当たり前です。それでも本当に就職や転職のときに役立つのは、取得が難しい国家資格やMBAなどの国際資格だけ。ましてや民間資格なんてほとんど役に立ちませんよ」。そんなふうに言い切るのは、自称資格評論家のOL理恵さん(33歳)だ。
学生時代から資格とか検定の文字のつくものが大好きだった理恵さんは、TOEFLをはじめ簿記検定、秘書技能検定、ファイナンシャル・プランナーなど、仕事に役立ちそうな資格や検定を次々と取得し、就職活動に臨んだ。ところが理恵さんの意に反してどこの会社も内定は出してくれなかった。そして12社目を落ちたところで理恵さんは目が覚めた。
「私は資格さえあれば絶対に就職できると思っていたんです。でも、それは大きな勘違いでした。考えてみれば資格さえあれば就職できるなんて信じた私がばかでした」
そんな理恵さんが今はまっているのが検定試験だ。といってもスキルとは何の関係もなく、ただ自分の知識を試すだけの検定。「漢字能力検定はもう有名ですけど、まだまだおもしろい検定試験はいっぱいあるんです。時刻表検定、、明石タコ検定、京都・観光文化検定、境港妖怪検定、札幌シティガイド検定、富士山検定、四国観光検定、まくら検定、タイガース検定などなど、持っていても就職とかにはまったく役立たないけど、友達とかには自慢できるんですよ。それと江戸文化歴史検定いわゆる大江戸検定は今年受けてみたい検定のひとつですね」
食品メーカーのOLサチエさん(30歳)は、合コンの席では必ずといっていいほど女王さまだ。その理由は話題が豊富なこと。若さでは今の子とは勝負できないけど、話術にかけては誰にも負けない自信がある。特にお酒やワインのこととなるとサチエさんの右に出る者はいない。テーブルの上に出ているワインの産地から味、よく合う料理まで何でも知っている。また日本酒についてもワイン同様、何でも知っている。
実はサチエさん。こっそりとワインエキスパート、きき酒師、ビアテイスターの資格を取っていたのだ。この3つの資格はそれほど取得が難しくないけれど、それなりに勉強もしなければ取れないものなのだ。通勤の電車の中、昼休み、それに土曜日曜を勉強に当て、足りないところは試験を主催する協会主催の講習会やテキスト購入で補充した。それなりに費用もかかったけれど、自分だけの秘密をもっているようでわくわくするという。今後はアルコール関係ではなく、野菜ソムリエとか茶ムリエ、ハーブアドバイザーなど、“昼の資格”を取りたいという。(取材/花田志保子)
■関連リンク
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・資格の王道
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■情報提供 LADYWEB.ORG
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「もうこうなると半分意地みたいなものね」そう言って笑うのは市役所に勤める郁美さん(34歳)だ。何が意地なのかというと、郁美さんは役所の中でも有名な資格コレクターなのだ。中学生のときに取得した珠算6級を皮切りに書写検定、音楽能力検定、ダンス教師、エアロビクスインストラクター、ホームヘルパー、ケアマネージャーなどなど20種類近くの資格を持っている。残念なのは語学系の資格がないこと、自慢はつい最近取得した手話通訳士の資格。
「私の場合、役所勤めだから転職とか開業は考えてないんです。資格を取るのはあくまで自分磨きの一環なんです。一枚の資格を得るために“あー、私はこれだけ勉強したんだ”って思うとなんとなく自分のスキルが上がったような気がするんです。一種の自己満足ですけどね」次はもっと難しい国家資格に挑戦してみたいという郁美さん。「うーん、次は税理士とか行政書士の資格がほしいですね(笑い)」
「資格を持っていると就職や転職、独立のとき必ず役に立つ、と言われたのは昔の話。今や資格の一つや二つは持っていて当たり前です。それでも本当に就職や転職のときに役立つのは、取得が難しい国家資格やMBAなどの国際資格だけ。ましてや民間資格なんてほとんど役に立ちませんよ」。そんなふうに言い切るのは、自称資格評論家のOL理恵さん(33歳)だ。
学生時代から資格とか検定の文字のつくものが大好きだった理恵さんは、TOEFLをはじめ簿記検定、秘書技能検定、ファイナンシャル・プランナーなど、仕事に役立ちそうな資格や検定を次々と取得し、就職活動に臨んだ。ところが理恵さんの意に反してどこの会社も内定は出してくれなかった。そして12社目を落ちたところで理恵さんは目が覚めた。
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実はサチエさん。こっそりとワインエキスパート、きき酒師、ビアテイスターの資格を取っていたのだ。この3つの資格はそれほど取得が難しくないけれど、それなりに勉強もしなければ取れないものなのだ。通勤の電車の中、昼休み、それに土曜日曜を勉強に当て、足りないところは試験を主催する協会主催の講習会やテキスト購入で補充した。それなりに費用もかかったけれど、自分だけの秘密をもっているようでわくわくするという。今後はアルコール関係ではなく、野菜ソムリエとか茶ムリエ、ハーブアドバイザーなど、“昼の資格”を取りたいという。(取材/花田志保子)
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