【独女通信】独女は起業家の最前線?30代独身女性で大盛況の起業塾
2007年03月01日12時00分 / 提供:独女通信
大きな旅行代理店に勤めている彩奈さん(31歳)は、去年の暮れ13年ぶりに女子高時代の同窓会に出席した。彩奈さんが卒業した女子高校は県内でも有名な進学校。そのせいか医者、弁護士、税理士など国家試験の狭き門をくぐり抜けた同窓生など、輝かしいキャリアが目白押しの中、専業主婦だという人はほんのひと握り。
ところで彩奈さんが驚いたのは、30数人の出席者の中で「取締役社長」の肩書の付いた名刺を持っている同級生が3人もいたことだ。女性誌などで女性社長が増えているとは知っていたが、まさか自分の身近に3人もいたとは。ショックを受けた彩奈さんは、同窓会以後、自分も会社の社長になってみたいと漠然と考えるようになった。とはいっても、会社を起こすなんて夢にも思ったことはなく、大体何の会社を作るのかもわからなかった。
そこで書店にいって起業関連の本を数冊買い込み研究を始めた。その結果、彩奈さんがたどり付いたのは、やはり「旅行代理店」だった。大学を卒業以来10年近く旅行業界にいたので、旅のことはほとんど知り尽くしている。ただ、同業他社とどう違いを出すかだった。取材した時点でははっきりとは教えてくれなかったが、どうやら彩奈さんにはとっておきのサプライズがあるようだ。
「たぶん私の考えていることは旅行業ではほとんどないから、会社は必ず発展すると思います。ただ、私には会社を起こすノウハウが全くないので、それだけが不安なんです。一緒に働いてくれる女の子は確保しているし、資本金と運転資金合わせて1000万円はあるから、お金の面ではなんとかなると思うんです。あとはどこかの起業塾にでも通って具体的に何をしたらいいか学ぼうかなと思ってます」
キヨミさん(32歳)の実家は小さな書店を経営しているが、父親の高齢化とともに売上は落ちる一方。廃業は時間の問題と思っていた。そんなとき父親から「そっくりこのまま店をおまえに譲るから、何かの商売でもやりなさい」と言われた。実はキヨミさんはどうも運がなく、勤める会社勤める会社が倒産してしまう。短大を卒業後勤めた鉄工所はわずか半年で倒産。その後も古紙回収会社、お弁当屋、カラオケ店と次々に勤める会社が倒産したり廃業したりで、スキルアップどころの話ではないのだった。
そんなときに舞い込んできたのが実家の話だった。とはいえ、何のスキルもないキヨミさんに会社の経営とか商売とかは全く自信がない。でも何かをやってみたい。食べ歩きが趣味だから食べ物屋系にするか、それとも子供のころから好きだった動物、ペット系にするか、まだ結論は出ていないが父親の後押しもあって、この春から起業塾に通うことにした。今度こそ、倒産とか廃業には縁のない仕事につきたいと思うキヨミさん。社長という肩書にもちょっぴり楽しみを感じている。
そんな起業を目指す女性たちを後押ししているのが、女性起業塾を率いるトレンダーズ株式会社の女性社長・経沢香保子(つねざわかほこ)さんだ。経沢さんは26歳のときにゼロから会社を起こし成功した。その自らの体験を、女性起業塾という形で起業を目指す女性たちに伝えたいという。
経沢さんによれば女性が起業するメリットは主に四つあると言う。一つは女性自身が消費のプロであるから、世の中のニーズを身をもって知っていること。二つめは女性の特性である、きめ細やかさ、優しさがサービスに反映されること。これは今の時代、世の中のニーズに合っている。三つめは、女性は本能的に母性があるので、人材育成などに対して本能的に合致できること。そして、四つめは女性は堅実な人が多くまじめ、小さく産んで大きく育てるという地道なやり方ができること。つまり、起業をして成功する可能性が高いということなのだ。
その上で経沢さんは「売上1億円、年収3000万を目指す」ことにこだわっている。その理由はそれくらいの年収があれば、子育ても会社も自分の人生も、理想の形で実現できるからだという。
経沢さんが主宰するものだけでなく、今は起業塾が一種のブームになっており、特に30代女性の注目を集めている。また、女性ならではの発想で、起業支援を打ち出しているセミナーもある。美容家と事業家のふたつの顔を持つ株式会社アンジェロ代表取締役の高世愛桂美さんがその人。「心と身体と事業のアンチエイジング」をテーマに、起業のサポートと「美容、若返り」をドッキングさせた、月1回開催の「アンジェロセミナー」が30代女性に大人気だ。
アンジェロセミナーを主宰する高世愛桂美さんは、元『JJ』専属モデルで、新進美容家として雑誌、テレビで活躍中。このセミナーでは、実際に起業の実務的なノウハウより、精神的な心がまえや、生き方を説くところに特徴がある。30代女性は比較的、時間とお金と精神的に余裕があり、そこそこ社会経験も積んでいる。その一方で、現在の職場を離れ、多少の苦労もいとわず新しいことにチャレンジする元気いっぱいの世代。30代独身女性は、今、新進起業家ブームの最前線にいる。(取材/中林晃子)
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・なぜ今、マンション購入なのか
・お金に明るい独女が注目する2007年のトレンド
ところで彩奈さんが驚いたのは、30数人の出席者の中で「取締役社長」の肩書の付いた名刺を持っている同級生が3人もいたことだ。女性誌などで女性社長が増えているとは知っていたが、まさか自分の身近に3人もいたとは。ショックを受けた彩奈さんは、同窓会以後、自分も会社の社長になってみたいと漠然と考えるようになった。とはいっても、会社を起こすなんて夢にも思ったことはなく、大体何の会社を作るのかもわからなかった。
そこで書店にいって起業関連の本を数冊買い込み研究を始めた。その結果、彩奈さんがたどり付いたのは、やはり「旅行代理店」だった。大学を卒業以来10年近く旅行業界にいたので、旅のことはほとんど知り尽くしている。ただ、同業他社とどう違いを出すかだった。取材した時点でははっきりとは教えてくれなかったが、どうやら彩奈さんにはとっておきのサプライズがあるようだ。
「たぶん私の考えていることは旅行業ではほとんどないから、会社は必ず発展すると思います。ただ、私には会社を起こすノウハウが全くないので、それだけが不安なんです。一緒に働いてくれる女の子は確保しているし、資本金と運転資金合わせて1000万円はあるから、お金の面ではなんとかなると思うんです。あとはどこかの起業塾にでも通って具体的に何をしたらいいか学ぼうかなと思ってます」
キヨミさん(32歳)の実家は小さな書店を経営しているが、父親の高齢化とともに売上は落ちる一方。廃業は時間の問題と思っていた。そんなとき父親から「そっくりこのまま店をおまえに譲るから、何かの商売でもやりなさい」と言われた。実はキヨミさんはどうも運がなく、勤める会社勤める会社が倒産してしまう。短大を卒業後勤めた鉄工所はわずか半年で倒産。その後も古紙回収会社、お弁当屋、カラオケ店と次々に勤める会社が倒産したり廃業したりで、スキルアップどころの話ではないのだった。
そんなときに舞い込んできたのが実家の話だった。とはいえ、何のスキルもないキヨミさんに会社の経営とか商売とかは全く自信がない。でも何かをやってみたい。食べ歩きが趣味だから食べ物屋系にするか、それとも子供のころから好きだった動物、ペット系にするか、まだ結論は出ていないが父親の後押しもあって、この春から起業塾に通うことにした。今度こそ、倒産とか廃業には縁のない仕事につきたいと思うキヨミさん。社長という肩書にもちょっぴり楽しみを感じている。
そんな起業を目指す女性たちを後押ししているのが、女性起業塾を率いるトレンダーズ株式会社の女性社長・経沢香保子(つねざわかほこ)さんだ。経沢さんは26歳のときにゼロから会社を起こし成功した。その自らの体験を、女性起業塾という形で起業を目指す女性たちに伝えたいという。
経沢さんによれば女性が起業するメリットは主に四つあると言う。一つは女性自身が消費のプロであるから、世の中のニーズを身をもって知っていること。二つめは女性の特性である、きめ細やかさ、優しさがサービスに反映されること。これは今の時代、世の中のニーズに合っている。三つめは、女性は本能的に母性があるので、人材育成などに対して本能的に合致できること。そして、四つめは女性は堅実な人が多くまじめ、小さく産んで大きく育てるという地道なやり方ができること。つまり、起業をして成功する可能性が高いということなのだ。
その上で経沢さんは「売上1億円、年収3000万を目指す」ことにこだわっている。その理由はそれくらいの年収があれば、子育ても会社も自分の人生も、理想の形で実現できるからだという。
経沢さんが主宰するものだけでなく、今は起業塾が一種のブームになっており、特に30代女性の注目を集めている。また、女性ならではの発想で、起業支援を打ち出しているセミナーもある。美容家と事業家のふたつの顔を持つ株式会社アンジェロ代表取締役の高世愛桂美さんがその人。「心と身体と事業のアンチエイジング」をテーマに、起業のサポートと「美容、若返り」をドッキングさせた、月1回開催の「アンジェロセミナー」が30代女性に大人気だ。
アンジェロセミナーを主宰する高世愛桂美さんは、元『JJ』専属モデルで、新進美容家として雑誌、テレビで活躍中。このセミナーでは、実際に起業の実務的なノウハウより、精神的な心がまえや、生き方を説くところに特徴がある。30代女性は比較的、時間とお金と精神的に余裕があり、そこそこ社会経験も積んでいる。その一方で、現在の職場を離れ、多少の苦労もいとわず新しいことにチャレンジする元気いっぱいの世代。30代独身女性は、今、新進起業家ブームの最前線にいる。(取材/中林晃子)
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