欧州で苦戦続くグーグル--Gmailの商標を巡るさまざまな障壁
2007年02月26日15時34分 / 提供:CNET Japan
Googleは先週、スイスにおいて「Gmail」の商標を単独で使用する権利を主張した裁判に敗れたが、その判決は同国における同社の電子メールサービス名の変更を強制するものではないと述べた。
チューリッヒ商業裁判所は現地時間2月19日、ドイツのベンチャーキャピタリストDaniel Giersch氏が登録する商標をめぐる訴訟において、Googleの主張を棄却した。Giersch氏は、「G-mail」(「Giersch mail」を短縮したもの)という名称の電子郵便配信事業をドイツとスイスで展開している。
カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とするGoogleは、Giersch氏が商標登録した名称は混同を招くと主張したが、スイスの裁判所の同意は得られなかった。これに対し、Googleは控訴する予定である。
Google関係者によると、今回の判決は、GoogleがスイスにおいてGmailというサービス名称を使用することを禁止するものではないという。Giersch氏もGoogleもスイスにおける同名称の商標権を2005年に取得したが、Giersch氏の商標申請がGoogleよりも数カ月早く、両者とも商標権を所有している状態であるという。
このような状態が生じているのは、スイスでは商標を認可する前にその商標名が登録されているかどうかを確認しないためである。GoogleのシニアトレードマークカウンセルであるRose Hagan氏によると、スイスではその商標が単独で同国の基準を満たしているかどうかを確認するだけだという。その後、同じ商標名に対し異議を申し立てたければ訴訟を起こしてもよいことになっており、Googleはそれを選んだことになる。
Hagan氏は23日、電話インタビューに応じ、判決は「われわれの商標を使用する権利に対して何ら影響を与えるものではない。したがって基本的には、われわれは元の状態に戻っただけである」と述べた。
しかしGiersch氏は、同判決により再び自分が勝利したと考えている。同氏は2006年、同氏が2000年に登録したドイツにおける商標に対しGoogleが起こした訴訟ですでに勝訴している。Googleはこの訴訟に敗れた後、同社のメールサービスの名称を「Google Mail」に変更することに同意した(同社は2005年、英国における商標をめぐる紛争を避けるため、英国での同社のサービス名称も変更している)。
Gmailという商標をノルウェーとモナコでも登録しているGiersch氏は電子メールでのインタビューに応じ、「Googleに対して勝訴した回数が、どちらが正しくどちらが誤ってるかを明確に表している」と述べた。
ポーランドの詩人団体、それともサイバースクワッター?
一方Google関係者は、Agence-France Presseで報じられたように、ポーランドでは「gmail.pl」の登録者に対して訴訟を起こしていることを認めた。Googleは、同サイトは2006年11月に同ドメインを取得した「サイバースクワッター」に所有されており、以前「販売中」と掲示されて売りに出されていたことがあると主張している。
Googleの広報担当Ricardo Reyes氏によると、同社は2007年1月、そのドメイン名の正式な所有者を突き止めるため、ポーランドの仲裁機関における手続きを開始したという。ちょうどそのころ、gmail.plでは、「Grupa Mlodych Artystow i Literatow(GMAiL)」(青年アーティストと文学者のグループという意味)と名乗るポーランドの団体のブログが掲載され始めたという。
Reyes氏は、「そのドメイン名の現在の所有者は、2006年11月にこれを販売しようとした所有者と同一人物である。この人物がこのドメイン名をオークションで販売しようとした」と述べた。「したがって、ポーランドの詩人団体のウェブページを作成したのは見せかけであるとわれわれは強く信じている」(Reyes氏)。
CNET News.comは23日、ポーランドのこの団体と連絡をとろうとしたが、うまくいかなかった。しかしGMAiLの会員であるIzabela Krawczyk氏は、以前AFPとのインタビューに応じ、同ドメイン名に対する同団体の権利を擁護した。
「わたしたちはこの名称を自分たちの資金で合法的に購入した」と同氏は述べた。「誰からも無料ではもらっていない。わたしたちの資産だと思っているものを取り上げようとするのはやめて欲しい」(Krawczyk氏)。
今回の判決の数週間前には、欧州連合(EU)の商標庁が、加盟国すべてにおいてGoogleはGmailを商標登録できないという判決を下している。同社関係者らは、EUの判決は、同社のドイツと英国以外の国におけるGmailという商標の使用に影響を与えるものではなく、サービス名称に関わらずユーザーに提供するサービス品質は変わらないと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連記事
関連ニュース:グーグル
- <NTTドコモ>アンドロイド搭載の携帯電話 発売を開始毎日新聞 10日21時44分
- googleケータイは歴史の変換点となるか?--「HT-03A」発売に向けブロガーイベント開催CNET Japan 10日21時03分
- TKO木下 「これはすごい確率での発見ですよ」J-CASTニュース 10日15時40分
- ◎米グーグル、新OS搭載のネットブック概要を年内発表へ=無償化は広告収入に貢献時事通信社 10日13時56分
- グーグル、月面着陸40周年の日に「Google Earth」の新機能を発表すると予告CNET Japan 10日13時06分
- << 紙カップを採用した「カッ…
- IT一覧
- 大人のトッポ「レアチーズ… >>
|
3,591円
楽天ブックス
|
1,680円
楽天ブックス
|
49,651円
まんてん屋
|
42,700円
まんてん屋
|
ITアクセスランキング
- 『DRAGON QUEST IX』の仲間キャラに自我がない件についてロケットニュース24 11日10時28分
- いよいよ明日発売の「ドラゴンクエストIX(ドラクエ9)」は史上最高の売り上げを達成かGIGAZINE 10日17時25分(1)
- 温故知新!ファンを魅了するデジカメ「ライカ M8」【最新口コミ モノ・トレンド】
ITライフハック 10日10時00分(5) - ついに『ドラクエIX』の本物ゲームデータが流出! マジコン対策は導入部分でのフリーズ
ガジェット通信 10日01時23分(14) - 携帯電話の着信音を鳴らすのは著作権侵害で追加料金の支払いが必要であると著作権団体が主張GIGAZINE 10日15時50分(12)
- ドラクエも三人乗りも解禁!煩悩も爆走! ガンバレおかあさん【4コマでわかる時事ニュース】
ITライフハック 11日09時00分 - バーチャル恋愛、愛の大安売りに陥る男たち ――「ネット婚活サイト」活用法と落とし穴 ダイヤモンド・オンライン 10日11時07分(7)
- 【ゲーム×コンボ】ドラクエ9の発売日当日の販売状況は? 朝7時販売は……
ゲーム×コンボ 10日11時45分(2) - [レポート] 『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』いよいよ発売! 堀井さんからの手渡しも電撃オンライン 11日08時46分
- ドラゴンクエスト9とマジコン対策ツカサネット新聞 20日20時27分(5)
私も英語が話せるようになった!文法とか前置詞とか、ぜんぜんわからなくて、英語がまったく話せなか
ったのに、今では仕事で海外のお客様とも気軽に英語でやり取り♪
毎日聞き流していただけなのに不思議ですよね!
彼女が聞き流していたものとは?











![[新製品]実売14,900円――ハンファ・ジャパン、3.5V型タッチパネル液晶のポータブルナビ](http://image.news.livedoor.com/newsimage/0/d/0df0b_58_82bd2cff92dd942128413c5d0a424fdd-s.jpg)
行きの電車、帰りの電車で