誰もがその目を疑った五味の敗戦。今年も五味は逆境からのスタートとなった

写真拡大

現地時間24日(日本時間25日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターにて開催されたPRIDE.33 "THE SECOND COMING"。第8試合では、五味隆典(日本/久我山ラスカルジム)vsニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)の一戦が行われた。

開始早々、五味はタックルでディアスからテイクダウンに成功。亀になったディアスのサイドにつきパンチを打ち込む。ガードポジションになると今度はパウンド。一方的な五味のペースかと思いきや、ディアスも下から三角絞めや腕十字を狙う。

スタンドに戻ると、今度はディアスのパンチが五味にヒット。数発の被弾を許すも、五味は綺麗なカウンターのフックを繰り出しディアスからダウンを奪う。一気にチャンスとなり、ガードの状態からパウンドを落とす五味だったが、ディアスも必死のディフェンスを試みる。しかし、戦局は突然変わり、1R終盤スタンドへ戻るとスタミナを消耗したのか、五味がよろめき出し、ノーガードの状態でパンチを振りまわす。

2R、回復の兆しがみえない五味に、ディアスのパンチが襲い掛かる。それでも五味のパンチによりディアスは目尻から出血。ドクターチェックが入る。再開後、タックルからテイクダウンを奪った五味だったが、一瞬の隙をついて、ディアスが下からフットチョーク。これが極まり五味がタップ。ディアスが大金星を挙げ、PRIDEライト級戦線のトップへ躍り出る格好となった。

PRIDE.33 "THE SECOND COMING"全試合結果へ