松坂フィーバーの裏で、岡島にも期待高まる。ボストンの地元紙「ボストン・ヘラルド」紙の電子版は24日付けで、新加入の岡島秀樹投手についてのレポートを掲載。「松坂が注目を集めているが、もう1人の日本人投手、岡島が、重要な役割を演じることになるかもしれない」
 ブルペン投球を見たファレル投手コーチは、「直球と変化球のコントロールがいい」と高評価。「左打者から見て、ボールが遠ざかっていく変化球が投げられるし、踏み込んでくるタイプには、ホームプレートから4分の1(左打者からみて内角)だけ外れるコースに決まる直球を投げることができる」
 フランコーナ監督は風邪のため、キャンプを休んだが、ブルペンには左投手を2人用意しておきたいという意向を持っていると伝えられており、同紙によると、岡島を筆頭に、ロペス、ブレスロー、ガバラードがその枠を争う形となっている。岡島は、ブルペン投球で、ストライクゾーンの内外を自在にコントロールできると好印象を与え、ワンポイントだけではなく、イニングを任せられるセットアッパーとして、期待を高めた格好だ。ファレルコーチは「左投手が右打者も抑えられるとなれば、有効。左―右―左という継投はしたくないからね」。松坂だけではなく、岡島もレ軍のキーマンになりそうだ。【USA通信】