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本当の政治とは?新しい無党派の時代を考える。

2007年02月24日08時59分 / 提供:PJ

pj
やっと、民主党小沢さんの事務費の公表があった。これで、各政治家の公表が続くかどうかは、疑問である。それにしても、政治とは儲かる商売なのだ、との実感と、失礼だが数字に対して庶民とは認識が違うと思ってしまった。

 「政治」の字義を確認すると、「主権者が司法・行政・立法の各機関を通じて国を治め、運営していくこと。」政治家の定義の2項目に、「政治的な手腕があって、根回しや駆け引きの上手な人。また、策略をめぐらす人。」とある。(明鏡)「主権者?」日本国憲法は、その前文で「主権在民」を掲げているから、つまりは、「国民」と考えてよいのだろうか。

 辞書の『言海』を見てみよう。「政治」は「まつりごと」とある。「まつりごと」には、「奉事の義、君命を受けて、其の職に仕え奉る意を元とす、延べてまつろう(服従)というも、是なり、祭事を元とすというは非なり、祭も神を斎い奉る意なり。君主、政府の国民を治め、百般の公事を取りさばかるること」とある。

 平成の辞書『明鏡』の定義は、日本国憲法の曖昧さが出ている。つまりは、主権在民の国民から選挙によって選ばれた代表だから、合法的ならば、何をしてもよいということのようだ。そこには「倫理」のかけらもない。「根回し」「駆け引き」「策略」のみで、国民に対する責任はなく、党利党略優先の無責任なのである。

 それにしても、民主党、菅さん!その国政への意欲はわかるが、貴方の選挙区は、どこなのですか? 私の記憶に間違いがなければ、秦さんの選対ボランティアの時代から貴方は、東京都民に政治を訴えてきた筈だ。「太陽が西から上ってもない」とは、余りにもひどい言い方だ。都政は、都知事は、国政や国会議員と比べると劣るものだろうか。菅さんも政治屋になり、その認識に差がでてきたことを痛切に感じ、お遍路で何を得たのだろうかと疑問になる。

 戦後62年間、こんな政治を許してきたのは、主権者である「国民」の責任であるかも知れない。しかし、政党内閣制のもとでその政治が機能してきたのも事実だ。資本主義が高度化して、その構造的な部分での格差や個人の能力が報酬の根拠とされることが当然とされる時代になると、自己の主張と立場を守ることが多くなり、無責任体制は自ずから崩壊するのだ。判断基準としての法律遵守と責任の確認が重要となり、法律の不備や矛盾は点検されなければならないこととなる。

 時代の変化に政治が遅れているのも現実だ。それ以上に、日本人の特徴とされる「曖昧さ」が許されない時代になっていることも、認識する必要がある。全体ではなく、個人を中心に考えなくてはならない時代には、大切なのは、その個人の権利や義務の範囲と責任の明確さである。過去の日本人は、この部分が一番苦手であった。ともすれば、「みんなで渡れば恐くない」式の全体で理解することが中心であった。いまでは、「みんな」は通用しなくなったのである。核家族から始まった変化は、高年齢・少子化と、どんどんとその範囲を小さくしているのだ。全体が個人を守るのではなく、個人が自分のみをまもることが大切なのである。

 政治は、自分のために何をしてくれるか?の視点で見られる時代になっているのだ。つまりは、集団の党派ではなく、個人意志の無党派なのである。この部分への認識が、非常に政治は鈍感である。「千の風になって」という詩が注目されている。死者すらも、安らかに眠っている時代ではないことを象徴している。風となっての存在は、自然の猛威、異常気象となって生者へ警告を与えてくれているようだ。個人の幸福とは何か。その一生を満足して安らかに眠れる社会をつくる努力を政治は行わなくてはならない。風となる、悲しまなくてはならない死が、当たり前のようにある社会は異常なのだ。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司

関連ワード:
民主党  少子化  憲法  太陽  千の風になって  
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