チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦、バイエルン・ミュンヘンとの大一番を明日(20日)に控えるレアル・マドリーに衝撃が走った。19日、ファビオ・カペッロ監督がバイエルン・ミュンヘン戦後に監督を辞任するつもりであるとスペインのラジオ局“カデナ・コペ”が伝えた。

「ファビオ・カペッロはバイエルン・ミュンヘン戦がレアル・マドリーの監督として最後の試合になる。同日にも辞任の意向をクラブ側に伝えており、試合後にはっきりするだろう」。

 そして、カペッロ監督の代わりには現在レアル・マドリー・カスティージャ(2部チーム)の監督であるミチェルが今シーズン終了まで指揮を執るとも。

 レアル・マドリーのスポークスマン、ミゲル・アンヘル・アロージョ氏はこの件について否定はしているものの、今週末に行われるアトレティコ・マドリー戦でカペッロ監督が指揮を執るかはわからないと微妙なコメントを残している。

 監督という仕事とは関係ない部分も含め、周りからのプレッシャーは相当なもので、さすがのカペッロ監督も耐えきれず、シーズン途中で辞任を決意したと同局は報じている。確かにホームでは結果にも試合内容にも満足できないファンからブーイングを受けている。しかし、この時期にカペッロ監督がさじを投げるとは考えにくいし、明日の大一番に向け集中しなければならない今、クラブ側に辞任を伝えるというのもおかしな話とも言える。事実なのか、単なる噂に過ぎないのか?いずれにしても試合後にはっきりするだろう。明日の試合に注目したい。

(スペイン通信)