【気になるPC】これが最小Linux PC「wizpy」だ!
●パソコンとしての機能を使ってみる
wizpyは、外出先のパソコンに接続してLinux OSを起動することで、そのパソコンを自分のパソコンとして使用することができる。会社や自宅でwizpyを使用していれば、そのパソコン環境が外出先のパソコンで再現される訳だ。
BIOSを設定
wizpyは、下記の手順で簡単にLinux OSを起動できる。
1.wizpyとパソコンをUSBケーブルで接続して、パソコンのBIOSを起動する。
2.wizpyから起動するように、起動デバイスの順序を変更する。
3.wizpyのLinux OSを起動する。
wizpyでは、パソコンのブート(起動)設定で、「USB CD-ROM」または「USB HDD」として、wizpyをパソコンに認識させることができる。これらの設定でwizpyからLinux OSを起動できないパソコンの場合には、付属の起動CD-ROMを使用してLinux OSを起動できるが、パソコンがCD-ROMドライブからの起動をサポートしている必要がある。
Linux OSを起動
一度、BIOSの設定を正しく済ませれば、wizpyを接続して電源を入れるだけで、Linux OSが起動する。
メール・ブラウザ
メールは、「Thunderbird」が標準の電子メールクライアントとして内蔵されている。初めてThunderebirdを起動したときには、メールアカウントの設定ウィザードが表示され、画面の指示に従うだけで、メールソフトの設定が完了する。
ブラウザは、「Firefox」が標準のWebブラウザとして内蔵されている。普段からWindowsパソコンでFirefoxを使っている人であれば、操作に戸惑うことはないであろう。
オフィスソフト
オフィスソフトには、「OpenOffice.org」が用意されている。4Gバイトモデルは内蔵で、2Gバイトモデルはプラグインでの提供となる。OpenOffice.orgは、OpenDocumentフォーマット(ODF)標準ファイル形式(国際標準規格ISO26300)を採用したオープンスタンダードのオフィススイートを使用しており、ワープロや表計算、プレゼンテーション資料を作成できる。
スカイプ
IP電話「スカイプ」も内蔵している。ユーザー同士であれば、世界中無料で通話できる。
マルチメディア
マルチメディア機能としては、音楽ファイルの再生、アルバムの管理、ジャケット写真の登録、ID3タグの編集などに対応した「メディアプレーヤー」、様々な形式の動画に対応した「ムービープレーヤー」を備えている。
音楽再生は、市販のポータブルオーディオプレーヤーと比較しても引けをとらない音質を実現しており、滑らかな動画も楽しむことができるので、電車や打合せの待ち時間などを有効に活用できる。
パソコンとしての機能は、メールソフト「Thunderbird」、Webブラウザ「Firefox」、オフィスソフト「OpenOffice.org」など、仕事やプライベートで必要と思われるアプリケーションを内蔵しているので、wizpyを購入したその日からすぐにパソコンとして使える点がメリットであろう。
あえて欠点をあげるとすれば、OSの起動速度が遅い点だ。動作検証に使用した松下電器産業の「Let's note Y4」では、電源を投入してからOSが起動してアプリケーションが使用できるようになるまで、約1分26秒の時間が掛かった。wizpyに内蔵のフラッシュメモリーからOSをパソコンに読み込んでいるので、起動に時間が掛かる点は仕方のないことかもしれないが、メモリーへのアクセスの改良や、高速なメモリーチップ、コントローラーの採用などで、次期バージョンでは改善して欲しいところだ。
wizpyは、「外出先のパソコンを自分のパソコンのように使ってしまおう」という発想のもと、小型化を実現した画期的なパソコンだ。改善余地はまだまだ残されているが、パソコンやオーディオプレーヤーとしての機能はなかなか充実している。ノートパソコンは持ち歩きたくないが、出先でもインターネットや作業をしたいという人には、wizpyは有益な選択肢のひとつとなるであろう。
・外出先のPCがMyパソコンになる!携帯電話よりも小さいLinuxパソコン「wizpy」プロジェクトリーダーインタビュー
・マルチメディアプレーヤーにもパソコンにもなる!手のひらLinuxPC「wizpy」発表
・[新製品]ターボリナックス、手のひらサイズの小型PC「wizpy」を2月23日に発売
・Linuxベースの「wizpy」、2月23日から発売--独自のNWサービスも展開
・[新製品]ターボリナックス、接続したPCでLinux環境を利用できる携帯マルチメディアプレーヤー「wizpy」
■wizpy 公式サイト
■ターボリナックス株式会社
編集部:関口 哲司
Copyright 2007 livedoor. All rights reserved.
wizpyは、外出先のパソコンに接続してLinux OSを起動することで、そのパソコンを自分のパソコンとして使用することができる。会社や自宅でwizpyを使用していれば、そのパソコン環境が外出先のパソコンで再現される訳だ。
小さなLinux PC「wizpy」 |
BIOSを設定
wizpyは、下記の手順で簡単にLinux OSを起動できる。
1.wizpyとパソコンをUSBケーブルで接続して、パソコンのBIOSを起動する。
2.wizpyから起動するように、起動デバイスの順序を変更する。
3.wizpyのLinux OSを起動する。
ブートデバイスの選択画面 |
「TURBOLIN WIZPY」を選択 | Let's note Y4のBIOS画面 |
Linux OSを起動
一度、BIOSの設定を正しく済ませれば、wizpyを接続して電源を入れるだけで、Linux OSが起動する。
Linux OSが起動 |
パソコンと接続 | Linux OSの画面 |
メール・ブラウザ
メールは、「Thunderbird」が標準の電子メールクライアントとして内蔵されている。初めてThunderebirdを起動したときには、メールアカウントの設定ウィザードが表示され、画面の指示に従うだけで、メールソフトの設定が完了する。
ブラウザは、「Firefox」が標準のWebブラウザとして内蔵されている。普段からWindowsパソコンでFirefoxを使っている人であれば、操作に戸惑うことはないであろう。
「Thunderbird」の画面 | 「Firefox」の画面 |
オフィスソフト
オフィスソフトには、「OpenOffice.org」が用意されている。4Gバイトモデルは内蔵で、2Gバイトモデルはプラグインでの提供となる。OpenOffice.orgは、OpenDocumentフォーマット(ODF)標準ファイル形式(国際標準規格ISO26300)を採用したオープンスタンダードのオフィススイートを使用しており、ワープロや表計算、プレゼンテーション資料を作成できる。
ワープロの画面 | プレゼンテーションの画面 |
スカイプ
IP電話「スカイプ」も内蔵している。ユーザー同士であれば、世界中無料で通話できる。
スカイプの画面 |
マルチメディア
マルチメディア機能としては、音楽ファイルの再生、アルバムの管理、ジャケット写真の登録、ID3タグの編集などに対応した「メディアプレーヤー」、様々な形式の動画に対応した「ムービープレーヤー」を備えている。
メディアプレーヤー | ムービープレーヤー |
■パソコンとしての機能は充実 - OSの起動速度が課題
wizpyは、コンパクトなボディに、マルチメディア機能と、Linux OS機能を備えた、まったく新しいタイプのパソコンである。実際に使用してみると、ポータブルプレーヤーとしても、パソコンとしてもなかなかの完成度である。音楽再生は、市販のポータブルオーディオプレーヤーと比較しても引けをとらない音質を実現しており、滑らかな動画も楽しむことができるので、電車や打合せの待ち時間などを有効に活用できる。
パソコンとしての機能は、メールソフト「Thunderbird」、Webブラウザ「Firefox」、オフィスソフト「OpenOffice.org」など、仕事やプライベートで必要と思われるアプリケーションを内蔵しているので、wizpyを購入したその日からすぐにパソコンとして使える点がメリットであろう。
あえて欠点をあげるとすれば、OSの起動速度が遅い点だ。動作検証に使用した松下電器産業の「Let's note Y4」では、電源を投入してからOSが起動してアプリケーションが使用できるようになるまで、約1分26秒の時間が掛かった。wizpyに内蔵のフラッシュメモリーからOSをパソコンに読み込んでいるので、起動に時間が掛かる点は仕方のないことかもしれないが、メモリーへのアクセスの改良や、高速なメモリーチップ、コントローラーの採用などで、次期バージョンでは改善して欲しいところだ。
wizpyは、「外出先のパソコンを自分のパソコンのように使ってしまおう」という発想のもと、小型化を実現した画期的なパソコンだ。改善余地はまだまだ残されているが、パソコンやオーディオプレーヤーとしての機能はなかなか充実している。ノートパソコンは持ち歩きたくないが、出先でもインターネットや作業をしたいという人には、wizpyは有益な選択肢のひとつとなるであろう。
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・[新製品]ターボリナックス、接続したPCでLinux環境を利用できる携帯マルチメディアプレーヤー「wizpy」
■wizpy 公式サイト
■ターボリナックス株式会社
編集部:関口 哲司
Copyright 2007 livedoor. All rights reserved.