セガのPS3用コントローラー「バーチャスティックハイグレード」
 ゲームというのは実は脆くか弱いものである。大輪の花を咲かせるまでは、注意深く育てる必要がある。今週は「ゲームを育てる努力」に関する事件が幾つか起きた。

 セガはプレイステーション3(PS3)用のジョイスティック「バーチャスティックハイグレード」で内部電子機器の不具合により入力を受け付けなくなる商品を販売してしまい、返品・返金を受け付けると発表した。単なる「周辺機器の不具合」というだけでなく、逆風の吹くPS3、その救世主として期待されていた「バーチャファイター5」の関連商品であるところがポイントだ。ゲームソフトはスタートダッシュが重要なだけに、代品の発送に2週間前後かかってしまうのはゲーム自体の盛り上がりに影響することだろう。サードパーティ製品とはいえPS3関連で不具合が出てしまったことで、影響は深いのではないだろうか。

 2月14日には、ケイブがMMORPG「女神転生IMAGINE」のオープンβテストを開始。オープンβテストといえば「発売直前」の段階であり、集客の最も重要なタイミングだ。開発が難航したタイトルだけに、ここまで漕ぎつけた努力は賞賛されるべきものだろう。長い間待ち続けた「女神転生」ファンにとってはなによりの朗報といえるのではないだろうか。しかし、クライアントのダウンロードとアカウント登録がオープンβテスト当日からのスタートだったため、大きな混雑が起こってしまったことは残念である。オープンβテスト当日の混雑はMMORPGの華といえば華なのだが、注目度の高いタイトルだけに、負荷を分散する姿勢が欲しかったという意見も多く見られた。また、オープンβテスト版ではゲームバランスが修正され、クローズドβテスト(リミテッドβ)版よりもレベルが上がりにくくなっている。ユーザからこのバランス修正に対する疑問も出ているようで、こうした声にケイブがどう答えていくかが注目される。「女神転生IMAGINE」は未だ始まっていないタイトルであり「ゲームを育てる努力」が本格的に必要となるのはこれからだ。

 そしてサイバーステップは、オンラインゲーム「ゲットアンプドR」の正式サービスの日程を発表した。「ゲットアンプドR」は以前、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが「ゲットアンプド」の名前で国内向けに運営していたが、ガンホーによる運営はいったん終了。開発元のサイバーステップ自らの運営による国内再スタートとなった。運営が変わるとゲームは変わるのか……という疑問はかねてから提示されていたが、2006年後半からは、「ゲットアンプドR」「ファンタジーアースゼロ」「RF Online」のように、運営会社が変更されるというケースが見られるようになってきた。果たして運営会社の「ゲームを育てる努力」はどこまで有効なのか。注目すべきケースといえるだろう。

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