中川翔子(撮影:野原誠治)
 昨年7月に発売されたデビューシングル「Brilliant Dream」に続いて、14日のバレンタインデーに2作目となるシングル「ストロベリmelody」を発売した、新ブログの女王“しょこたん”こと中川翔子。プロミスのCM「大人のマナー講座」やバラエティ番組など、今やテレビで見ない日はないと言っていいほどの彼女に再び話を聞いた。

――前作はあまり聴くことのなかったトランス調だったので「次はこんなことをやりたい」と言われてましたが、今回はやりたかったことがかなり実現できたのでは?

中川翔子(以降、中川):はい、本当にそうです。「歌謡曲っぽいのを歌いたいな」とずっと思っていたんですけど、セカンドシングルが出せるというだけで嬉しいのに、大ファンだったSOUL’d OUTのShinnosukeさんが作曲して下さったり、「ポケモンサンデー」のテーマソングや、聖子さんのリスペクトソングが歌えたり。3曲も歌わせてもらって、しかも全部大好きな世界だったので、とっても嬉しいです!

――Shinnosukeさんに何かリクエストはされましたか?

中川:「可愛らしい感じで、ちょっと懐かしい感じが嬉しいです」と言ったら、「よし、キラキラしている女の子っぽい曲にしよう」と言って下さって。歌詞がすごく歌謡曲っぽくて懐かしい感じになっているので、全体が古くならない様に、Shinnosukeさんが「さすがSOUL’d OUTさん!」という感じで、絶妙に新しく可愛くお洒落にしてくれました。

――「ストロベリmelody」の歌詞はShinnosukeさんと一緒に考えられたのですか?

中川:作詞家さんも交えてちょこっとだけ(笑)。最初、英語の歌詞が当てはまっていたので「ここは日本語でお願いします」とか。そういうチョコっチョコっとしたことを。80年代アイドルの歌謡曲の詩の世界を思い浮かべながら。「好きよ♪」という所があって、そこはミュージックビデオだとカメラ目線になって、「ザ・ベストテン」みたいな感じにもしてもらいました。

――80年代アイドルに対する強いこだわりは、一体どこから来ているのですか?

中川:松田聖子さんが大好きだからですね。今、歌謡曲らしい曲ってあまり無いと思うんですけど、自分が普段聴くのは歌謡曲とアニメソングばかりで、そういう世界を表現したいと、強くその要望を出しました。

――ご自身のブログのアドレスが「strawberry2」となっていますが、今回の「ストロベリmelody」というタイトルとは何か関係があるんですか?

中川:あ、そうなんですね!そう言えば、なんで「strawberry2」なんだろ?分からないです。それは偶然なんですけど、Shinnosukeさんは「ストロベリー」じゃなくて「ストロベリ」という所がこだわりで、「伸ばさないから可愛いんだ」と言ってて、「へぇー」と納得しちゃいました(笑)。

――別にイチゴが好きなわけではないんですね。

中川:でも、やっぱりアイドルは「イチゴが好きです」って言うべきじゃないですか、昔のアイドル雑誌とかを見ていても。本当はアイドルらしく好きな食べ物の欄に「イチゴとケーキ」と書くべきだと思うんですけど、私は「ホルモン」と書いてたので(笑)。やっぱり女の子としてはイチゴって言いたいと、イチゴってこんなに可愛い物なんだと改めて思いましたね。今さらイチゴを気にする様になりました(笑)。