カルチョスキャンダルに見舞われ、クラブ史上初のセリエB降格の憂き目に遭い、1シーズンでのセリエA復帰を目指して戦っているユベントス。選手一丸となって、というのが理想だが、ここに来て数人の主力選手が指揮官の方針に不満を抱えて反発。デシャン監督は厳しい立場に立たされている。

反デシャン監督の急先鋒であるクロアチア代表のトゥドルは、シーズン中にも関わらずクラブとの契約を解除。トレゼゲも自ら、今シーズン終了後にチームを去る旨のコメントを発している。また、カモラネージ、ゼビナ、サラジェタ、ボジノフも次々にデシャン監督と衝突し、現在チームは監督擁護派と反監督派の真っ二つに分かれ、緊張が走っている。

イタリア国内のメディアは、仮にデシャン監督がこの状況を乗り越えられない場合、監督交代の可能性もあると報道。名門のお家騒動は、今後にどのような影響をもたらすのだろうか。ファンならずとも気になるところだ。