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都内の女子大で「飢餓の宴」開催

都内の女子大で「飢餓の宴」開催
第三世界はブルーシートの上で食事。飲み物は「水」のみ。(撮影:山本宏樹) 写真一覧(5件)
【PJ 2007年02月11日】− 東京都品川区の清泉女子大学・品川キャンパスで10日、貧困体験イベント「ハンガーバンケット(飢餓の宴)」が開催され、高校生を中心に約100人が集まった。同イベントは、同大学地球市民学科の学生たちが中心となり、2000年から毎年行われている。参加対象は主に中高生だが、誰でも参加できる。

 参加者はくじ引きで、「第一世界」「第二世界」「第三世界」の住民として振り分けられ、料理を食べる。国同士で食べ物を分け与えることはできない。

第一世界:ご飯があまっている世界、アメリカ
第二世界:まずまずの食事ができる世界、ベトナム
第三世界:その日の食事すらままならない世界、ニジェール

 同大学地球市民学科主任の鈴木直喜さんは「今や飢餓・貧困は国単位の問題ではなく、私たちの問題でもあります。日本にいるから大丈夫、ではないのです。今日は、食べる、におうという五感を使って世界の貧困問題を考えてください」と挨拶した。

「飢餓の宴」
 昼の12時15分、「宴」は始まった。メニューはそれぞれ

第一世界:ハンバーガー、ピザ、フライドポテト、サラダ、ミネストローネ、サンドウィッチ、フライドチキン、デザート
第二世界:フォー
第三世界:チェチュナ

 世界の状況と同じように、参加者の多く(約六割)は第三世界にいる。第三世界の料理はアフリカ・ニジェールの「チェチュナ」。ひとつの皿に盛られた料理を三人で分ける。「一切れのパン」がひとり分だ。

 第一世界アメリカには食べきれないほどの料理が運ばれる。ハンバーガー、ピザ、フライドポテト、ミネストローネなど計8品。第二、第三世界は共に一品のみ。第一世界は「食べ放題」だが、他二国は「おかわり不可」。最後まで食べていたのは第一世界の住人たちだった。第三世界の女子高校生(18)は「アメリカがうらやましい。見ないようにしてます」と。

飢餓・貧困を無くす方法、キーワードは「伝える」
 食後には「飢餓・貧困を無くすため、明日からできること」を話し合った。「私たちも貧困構築に関与していることを知らなければならない」「日本にいる私たちは今日の『第一世界』のような生活をしているということを改めて知った」など様々な意見が飛び交ったが、「伝える」ことから始める、との意見が目立った。「伝えることで、みんながこの問題を意識しあうようになる。必要なのはまず伝えること」。このことばが記者の脳裏に焼き付いた。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 山本 宏樹【 東京都 】
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第三世界ニジェールは「一切れのパン」。これではお腹がすく。(
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第一世界アメリカの食事。好きなだけ食べられる。(撮影:山本宏
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第一世界アメリカの「食べ残し」。(撮影:山本宏樹)
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ディスカッションの様子。(撮影:山本宏樹)
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