ユベントス監督デシャンが6日、リーグ戦再開を待つ、現在のチーム状況について語った。「チームは集中力を欠いていない。選手達も人間なので、衝撃的な出来事が起これば、落ち込む事もあるが、現在選手達はこんな時こそ世間の手本とならなければ、といつも以上に使命感に溢れている。カルチョを辞めたいという選手?彼ら自身がいかに素晴らしい職業に就いているかを理解しているので、そのような選手はいない。私自身もカルチョから多くの事を学んだ。しかし、過ちは繰り返してはならない。今回、警備に当たった警官が犠牲となったが、将来、選手が犠牲になるような社会には決してなってはならない」と凶悪化する社会に警笛を鳴らした。

 また、事態が完全に収拾されるまで、無観客試合となってしまう可能性について同監督は「観客が誰もいないスタジアムでプレイする事はむなしい。カルチョはスペクタクルなので、観客がいない試合は意味がないが、それがリーグ戦を再開させる唯一の手段であるならば、受け入れるしかない」と締めくくった。