ソニーとマイクロソフトが、それぞれの次世代ゲーム機PS3、Xbox360の製造コスト削減のために激しい争いを繰り広げているそうです。相手よりも先に製造コストの削減に成功すれば、先駆けて値下げに踏み切れることなどから、両者とも真剣に取り組んでいる模様。

詳細は以下の通り。
PS3 and the 360: The race to 65nm

この記事によると、次世代ゲーム機の中でも独自路線のゲームを提供することに決めた任天堂のWiiと異なり、PS3とXbox360は方向性が近いことから、激しい争いを繰り広げているそうです。そしてその勝敗の鍵として、各ゲーム機の製造コストが密接にかかわってくるとのこと。そしてあらゆるハイエンド電子機器の製造コストを下げるためには、CPUなどのトランジスタの面積を減らし、冷却効率を上げることがもっとも良い方法だそうです。

そのためソニー、マイクロソフトの両者はCPUの製造を、現行用いている90nm(ナノメートル)の半導体プロセスでの製造から、65nmの半導体プロセスでの製造へ切り替えを進めているとのこと。

これにより、以前GIGAZINEでも取り上げたように、Xbox360は生産開始当初の525ドル(約6万円)から323ドル(約3万7300円)にまで製造コストを減らし、202ドル分の削減が可能だと調査会社iSuppliは推測しており、PS3の場合は現状では製造に840ドル(約10万円)から800ドルにまで製造コストを減らし、40ドル分の削減が可能らしいです。

・製造コスト
Xbox360:535ドル→323ドル(202ドル削減)
PS3:840ドル→800ドル(40ドル削減)

この削減が成功しても見れば分かるように製造コストが販売価格よりも結局のところ高くなる(原価割れ)ので、200ドル(約2万4000円)弱の損失がPS3には発生するわけです。要するに。

Xbox360:コスト削減で利益が出る
PS3:コスト削減してもまだ利益が出ない、売れば売るほど赤字

ということに。このあたりのコストについては以下のPDF資料を参考にしているようです。

2006.11.21
PS3はスーパー・コンピュータの性能をPCレベルの価格で提供
(PDFファイル)

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