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「ひろしまドッグぱーく被害者の会」が発足(上)

2007年02月03日07時01分 / 提供:PJ

pj
「ひろしまドッグぱーく被害者の会」が発足(上)
「ひろしまドッグぱーく被害者の会」のWEBサイトトップ。こちらの専用掲示板では被害届のテンプレートもある。(撮影:北島要子)
2006年9月に明らかになった大規模レスキュー開始からおよそ5カ月。「広島ドッグぱーく」問題が新たな展開を見せている。当初、マスコミやインターネットを通じて「広島の犬たちのために」として動物愛護団体アークエンジェルズに集められた寄付金や物資。しかし、その団体の行動に疑問を投げかける人々による「ひろしまドッグぱーく被害者の会」が設立された。

 今回、何故支援者が被害者になってしまったのか。自らも支援金の組み戻し(送金した支援金を返還してもらうための手続き)の拒否を受けた一人であり、青森在住でありながら「ひろしまドッグぱーく被害者の会」代表となることを決意された鎌田まりみ氏に、メールでお話を伺った。

 −何故被害者の会を立ち上げるに至ったのでしょうか?
 「広島のボランティアの分裂が大きいですね。きっかけは先日正当な手続きによって行った組み戻しを拒否されたことです」

 −現在会員は何名いらっしゃるのですか?
 「広島へ行ったときは2名でしたが、現在の人数については非公開とさせてください。また、ブログなどで広島の件について疑問を呈されているブログ主の方々からも支援をいただいております」

 −被害者の会設立に先立ち、愛護団体アークエンジェルズ側との対話は求めましたか?
 「メールでのやりとりはありましたが、直接のやりとりについては弁護士さんのほうから”しなくて良い”といわれてますのでしていません」

(以上は、やりとりしたメールからの抜粋)

 また、今回のことに関して鎌田氏が伝えたいことを集約して投稿した、というご本人の2ch(2ちゃんねる)への書き込み文も提供していただいたが、その中には、「あれだけのAA(アークエンジェルズ)アナウンスの報道をしたマスコミのどれだけがその後責任ある報道をしたでしょうか。自殺が増えれば自殺、バラバラ殺人が増えればまた繰り返す・・・どこか報道の姿勢が間違っているとしか思えません。ネット環境にない人達をどれだけ危険に扇動する力があるのかを意識してぜひ、襟をただして誠実な番組作りをして欲しいと思います。(添付ファイルより原文のまま抜粋)」という一文もあった。これは、筆者も感じている。

 少なくとも、アークエンジェルズが広島に入った当初や疑問が噴出してきた時点までは、秋田でもニュースや報道バラエティ番組を通してある程度情報を知ることができた。しかし、その後の組み戻し開始や被害者の会が広島へ出向いて〜というような情報が、同様の番組で取り上げられた記憶はない。これとは逆に、ネット上で個人ブログなどから広く支援の呼びかけをしていた愛犬家や動物を愛する方々は、現在では支援を呼びかけたことに対して「申し訳ない」と、自分のブログやこの件を取り上げているBBSなどで複雑な気持ちを吐露し、組み戻しや被害者の会設立について積極的に告知をしている。

 ネットではなくテレビなどの情報によって支援を思い立った人々もいるのではないかということを考えれば、その後の動きについてことあるごとに正しい情報を伝達する責任を持たなければいけないのは当然だ。

 筆者は、今回の被害者の会設立を受け渦中のアークエンジェルズにも話を伺った

 −貴団体の指定期間に支援金組戻しの申請をして、拒否をされた方と返金された方がいるとのことですが、本当でしょうか?
 「本当です。指定期間内に返金希望をされて問題がなければ(返金に)応じております」

 −返金に応じた・応じなかったという基準はなんでしょうか?
 「9月26日に現地入りしておりますので、それ以前(25日)の日時以前にお振り込みをされた方は対象外になっております。また、拒否の場合、銀行の組戻し理由は「応じる」「拒否する」の2項目しかない為、理由は述べておりません。返金申し込みをしてきた中には、グッズ購入者、会費納入者の方もいらっしゃいますが、そちらについては返金拒否しております」

※この現地入り以前の入金分を組み戻し拒否することについて、ネット上では現在確認できるもので9月25日以前(現在、筆者がネット上で確認出来た団体名をあげた最速の支援依頼は9月19日)から団体名を挙げ「広島ドッグパーク」への支援を訴えている個人ブログがあることを踏まえ、それでもこの境界日の設定が妥当だと思うかどうか確認をしたのだが未だ返信は来ていない。また、アークエンジェルズのサイトにある「緊急レスキュー 広島ドッグぱーく崩壊」ページにも9月17日から現場報告がのっており、9月22日の時点では日誌(スタッフブログ)に広島から移送してきた犬たちの報告と「沢山の方から物資が到着しております」と書かれていること、同じ日の記事内で支援のお願いや振込先口座の掲載があることから、客観的に観てもこの線引きが妥当だとは言い切れない。

 −今回、被害者の会が立ち上がったことについてはどう思われますか?
 「遺憾に思っております。今回の返金作業については、将来、余剰金が発生すると予測されるのでお知らせした訳ですが、「広島ドッグパーク」以外の保護犬や処分対象になっている保護犬にも基金を使用する予定でおりましたが、どの犬も差別なく保護しているので特定の犬にしか使って欲しくないと言う方には、返金をお受けしています。そういう慈善の観点(この部分についての意味合いを確認するメールを送信したが、未だ返信はない)から考えれば、違うな。と、思っております」

 −今後、広島の件のみについてサイト上で関係報告をされる予定はありますか?
 「今のところ、(サイト上で報告する)予定はありませんが2月中には収支報告の記者会見を予定しております。 当日、会計士、弁護士立ち会いでご説明を致します。何ら、噂や憶測のような疑惑は一切、ございませんので全てが払拭できると考えております。また、疑惑報道をされた朝日放送に対してもBRCに提訴をしておりますので、それに対しても説明が有ると思います」

 −今後の活動について何かあればコメントをお願いいたします。
 「今後の活動については、以前と同様の不幸な環境下に居る犬たちの保護活動を継続していきます。現在、レスキュー依頼が多く着ておりますので、順次、調査の上、着手します」

 これらのコメントを受けて筆者が感じたのは、支援した側、支援を受けた側で気持ちがすれ違っているような感覚だった。【つづく】

■関連情報
ひろしまドッグぱーく被害者の会
動物愛護団体 ARK-ANGELS

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 北島 要子

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