ブロードバンド推進協議会が2007年2月22日〜23日に開催するオンラインゲームに関する国内最大のカンファレンス、「アジアオンラインゲームカンファレンス2007(AOGC2007)」の記者説明会を都内会場およびSecond Life内で開催した。

 Second Lifeはリンデンラボの開発・運営するオンラインサービスで、MMORPGのように多くの参加者がひとつの世界を共有する。特徴的なのは、ユーザがゲーム内にさまざまなアイテムを作成して他のプレイヤーと共有したり、ゲーム内通貨で販売することができるという点で、しかもゲーム内通貨の「リンデン$」を現実の米ドルと交換することができることから、新たなビジネスの可能性として注目を集めているタイトルだ。

 講演を行った駒澤大学グローバルメディア・スタディーズ学部の山口浩助教授は、ゲームが“単なるゲーム”を越えて広がっている状況を指摘、オンラインゲーム内での活動は交流や取引活動、戦闘を含めてすべてコミュニティ活動であり、こうした交流がおこなわれたことや、プレイヤーの行動や考えに影響をもたらしたことは現実であり、コミュニティサイトやSNSなど、交流を行う「仮想世界」のひとつとしてオンラインゲームを位置づける。そして今後のオンラインゲームについて、「10年前には今のSecond Lifeのような状況は想像もつかなかった」として、今後、技術の向上にともなって人々がどのような活動をするかに注目したいと述べた。

 Second Lifeについては、無料プレイが可能ということで参加するための敷居が低いこともあってか、ビジネスフィールドとして期待される面は多い。実際、質疑応答でもビジネス面での質問が寄せられており、今回のAOGCプレイベントもそうした期待が実現させたものであろう。今年のAOGC2007は、コミュニティを中心テーマとしてセッションが構成されているということで、オンラインゲームの備える「密度の高いコミュニティ性」を味方に引き入れるヒントがありそうだ。

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