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【独女通信】電脳オンチ男は願い下げ。自作パソコンにハマるオタク女たち。
2007年02月03日12時00分 / 提供:独女通信
就職活動にエクセル、ワードは必須……なんて言われたのはひと昔前の話。パソコンも今や生活には欠かせないツールとなり、改めて学ぶスキルでもなくなった。少なくとも独女世代で“ITホームレス”はほとんど存在しないだろうけど、だからといって達人なわけでもない。パソコンを使うのは、せいぜいメールか調べものをする時のインターネットくらい。この程度で“ITを知り尽くしてる”というには、少々怪しい。
その一方で、IT世界に浸り切り、パソコンが人生のパートナーと化している女性もいる。「最初は私も、他の人と同じように職場で必要だったから、パソコンの使い方を覚えたんです」と、話してくれたのは、派遣社員のユカさん(30歳)。「これからはパソコンぐらいできないと取り残されるわよ」と言う先輩のアドバイスに従ったまでで、当時はたいして興味もなく、個人用のノートブックを購入したものの、ほとんど家では使わず自宅のベッドサイドに放り投げていた。そんなときにテレビの教育番組でインターネットのガイド番組に出会った。
「インターネットはわかりにくいし、読みづらいし、ほとんどページをじっくり読んだことがなかったんです。ところがテレビの親切なガイドで、急に興味深く思えてきて、それから一気にハマってしまったんです。世の中にこんな面白いものが、無料でいくらでも閲覧できるなんて……。ネットの世界を見れば見るほど感心し、ショックを受けました。それと同時に、お金を出して本や新聞を買うのが急にバカらしくなり、それから新聞をとるのを一切やめてしまいました」。
以来、ユカさんの生活はIT化がどんどん進んでいった。手帳は電子手帳に、銀行はインターネットバンキングで、そして買い物のほとんどすべてを、ネットショップで済ませるようになった。やがて、掲示板への書き込みやオークションの参加にも飽きてくると、今度は自分でさまざまなアプリケーションソフトを買い込み、それをインストールして使うようになった。会計ソフトに始まり、WEB作成ツール、写真管理ソフト、描画ソフト、動画編集や3Dソフトにまで手を出すようになった。
もともとユカさんは、理科系大学出身。IT方面のものには強かったようだ。おもしろいように次々とソフトの使い方をマスターし、2年が過ぎる頃にはすっかりパソコンオタクに成り果てていた。「そのうちソフトを使って何かを作っているだけじゃ、物足りなくなってきたんですね。やることが増えるたびに、スキャナーをつなげたり、外付けハードディスクをつなげたり、映像用のDVデッキをつなげたり、と周辺機器も増えてきましたし、それらのシステムを構築することにも慣れてきたんです。メモリの増設も、内蔵MOの取り付けも、パソコンの修理すら、全部自分でやるようになりました」。
そのあたりまでくると、ユカさんにとってのパソコンは、もはや体の一部か恋人と同じような存在。「その当時、彼がいたんですが、彼は若いのにITオンチ。私の話がまるでチンプンカンプンのくせに知ったかぶりで受け答えするので、すっかり冷めてしまいました。しかも私が次々に、周辺機器や新しいパソコンにお金をつぎ込むことに、不満たらたらなんです。男なら少し勉強しろよ、と言いたくなりました」。
彼との仲が壊れてからのユカさんは、ますますパソコンの世界にのめりこみ、今は自分で組み立てるようになった。そして、今度は「自作パソコン倶楽部(仮名)」を立ち上げ、自ら生徒をとって教えるようになった。「ネットや口コミで募集したら、女性の参加希望者が多かったことにも驚きました。変なオタク男性に捕まっても嫌なので、結局、女性だけのサークルにしたんですが……」。
「自作パソコン倶楽部」は、ユカさんを代表に現在5人。そのうちの3人は30代独女である。いずれも普通の会社の会社員で、特にパソコン関連の仕事に転職したいわけではないという。「最近、私たち世代に組み立てをやる人が増えてますよ。秋葉原のパーツ屋さんでたまに会いますから」。パソコンの組み立ては、意外に女性に向いているのでは?とユカさんは言う。さほど力はいらず、たいして難しい工程ではないので、計画性さえ持っていれば、学校の工作感覚で、自分の希望通りのマシンを作ることができる。
ユカさんがメンバーに指導するのは、秋葉原にパーツを買い付けに行くところから始まる。膨大にある店の中から、どこを選んだら良いか。山積みにされたパーツの中から、いかに良いものを安く手に入れるか、そして、いかに自分好みのマシンを組み立てるかを指導するのだという。「今では少しはアルバイト料も入るようになりましたが、最初の頃は、お金が出て行く一方でしたね。でも、彼との退屈なデートより、よっぽどパソコンのほうが刺激的でした」。
「自作パソコン倶楽部」のメンバー、静香さん(34歳)も「男よりパソコンと遊んでるほうがいい」と言い切るオタク独女だ。「この世界にハマったきっかけは、ゲームです。会社に一戸建てを自由につくれるゲームソフトがあって、それに夢中になったのがオタク道を目指す始まりでした」。ゲームを通してパソコンの世界に溺れた静香さんは、そのうち手持ちの安物のパソコンでは物足りなくなり、新しいのに買い換えることにした。新宿や秋葉原の量販店にいくと最新のパソコンや周辺機器がズラリと並んで静香さんを誘惑する。
ひとつ買っても、新しいマシンが出るとまたそっちが欲しくなる。将来のためにとコツコツ貯めた貯金は、あっという間に電脳機器へと消えてしまった。時を同じくして、それまで付き合っていた彼と別れることになったのは、ユカさんのケースとよく似ている。そして、狭い部屋がパソコンや周辺機器でますます狭くなり、結婚が遠のいていく予感もあるが、それも最近は気にならなくなったという。
最後にユカさんがこんなことを言った。「そうね、例えていえば、新しいパソコンや周辺機器を次々に買っている時期は、“悪い男につかまって貢いでる気分”かしら。そして、今、自作パソコンにハマっている私は、“さんざん男を渡り歩いた後、今度は若い男の子を、自分好みに調教する気分”かしら」(取材/中林晃子)
■情報提供
・LADYWEB.ORG
■関連リンク
・2007年はつくば系男子を狙え
・甘えベタの救世主?ツンデレを“涼宮ハルヒ”に学ぶ
その一方で、IT世界に浸り切り、パソコンが人生のパートナーと化している女性もいる。「最初は私も、他の人と同じように職場で必要だったから、パソコンの使い方を覚えたんです」と、話してくれたのは、派遣社員のユカさん(30歳)。「これからはパソコンぐらいできないと取り残されるわよ」と言う先輩のアドバイスに従ったまでで、当時はたいして興味もなく、個人用のノートブックを購入したものの、ほとんど家では使わず自宅のベッドサイドに放り投げていた。そんなときにテレビの教育番組でインターネットのガイド番組に出会った。
「インターネットはわかりにくいし、読みづらいし、ほとんどページをじっくり読んだことがなかったんです。ところがテレビの親切なガイドで、急に興味深く思えてきて、それから一気にハマってしまったんです。世の中にこんな面白いものが、無料でいくらでも閲覧できるなんて……。ネットの世界を見れば見るほど感心し、ショックを受けました。それと同時に、お金を出して本や新聞を買うのが急にバカらしくなり、それから新聞をとるのを一切やめてしまいました」。
以来、ユカさんの生活はIT化がどんどん進んでいった。手帳は電子手帳に、銀行はインターネットバンキングで、そして買い物のほとんどすべてを、ネットショップで済ませるようになった。やがて、掲示板への書き込みやオークションの参加にも飽きてくると、今度は自分でさまざまなアプリケーションソフトを買い込み、それをインストールして使うようになった。会計ソフトに始まり、WEB作成ツール、写真管理ソフト、描画ソフト、動画編集や3Dソフトにまで手を出すようになった。
もともとユカさんは、理科系大学出身。IT方面のものには強かったようだ。おもしろいように次々とソフトの使い方をマスターし、2年が過ぎる頃にはすっかりパソコンオタクに成り果てていた。「そのうちソフトを使って何かを作っているだけじゃ、物足りなくなってきたんですね。やることが増えるたびに、スキャナーをつなげたり、外付けハードディスクをつなげたり、映像用のDVデッキをつなげたり、と周辺機器も増えてきましたし、それらのシステムを構築することにも慣れてきたんです。メモリの増設も、内蔵MOの取り付けも、パソコンの修理すら、全部自分でやるようになりました」。
そのあたりまでくると、ユカさんにとってのパソコンは、もはや体の一部か恋人と同じような存在。「その当時、彼がいたんですが、彼は若いのにITオンチ。私の話がまるでチンプンカンプンのくせに知ったかぶりで受け答えするので、すっかり冷めてしまいました。しかも私が次々に、周辺機器や新しいパソコンにお金をつぎ込むことに、不満たらたらなんです。男なら少し勉強しろよ、と言いたくなりました」。
彼との仲が壊れてからのユカさんは、ますますパソコンの世界にのめりこみ、今は自分で組み立てるようになった。そして、今度は「自作パソコン倶楽部(仮名)」を立ち上げ、自ら生徒をとって教えるようになった。「ネットや口コミで募集したら、女性の参加希望者が多かったことにも驚きました。変なオタク男性に捕まっても嫌なので、結局、女性だけのサークルにしたんですが……」。
「自作パソコン倶楽部」は、ユカさんを代表に現在5人。そのうちの3人は30代独女である。いずれも普通の会社の会社員で、特にパソコン関連の仕事に転職したいわけではないという。「最近、私たち世代に組み立てをやる人が増えてますよ。秋葉原のパーツ屋さんでたまに会いますから」。パソコンの組み立ては、意外に女性に向いているのでは?とユカさんは言う。さほど力はいらず、たいして難しい工程ではないので、計画性さえ持っていれば、学校の工作感覚で、自分の希望通りのマシンを作ることができる。
ユカさんがメンバーに指導するのは、秋葉原にパーツを買い付けに行くところから始まる。膨大にある店の中から、どこを選んだら良いか。山積みにされたパーツの中から、いかに良いものを安く手に入れるか、そして、いかに自分好みのマシンを組み立てるかを指導するのだという。「今では少しはアルバイト料も入るようになりましたが、最初の頃は、お金が出て行く一方でしたね。でも、彼との退屈なデートより、よっぽどパソコンのほうが刺激的でした」。
「自作パソコン倶楽部」のメンバー、静香さん(34歳)も「男よりパソコンと遊んでるほうがいい」と言い切るオタク独女だ。「この世界にハマったきっかけは、ゲームです。会社に一戸建てを自由につくれるゲームソフトがあって、それに夢中になったのがオタク道を目指す始まりでした」。ゲームを通してパソコンの世界に溺れた静香さんは、そのうち手持ちの安物のパソコンでは物足りなくなり、新しいのに買い換えることにした。新宿や秋葉原の量販店にいくと最新のパソコンや周辺機器がズラリと並んで静香さんを誘惑する。
ひとつ買っても、新しいマシンが出るとまたそっちが欲しくなる。将来のためにとコツコツ貯めた貯金は、あっという間に電脳機器へと消えてしまった。時を同じくして、それまで付き合っていた彼と別れることになったのは、ユカさんのケースとよく似ている。そして、狭い部屋がパソコンや周辺機器でますます狭くなり、結婚が遠のいていく予感もあるが、それも最近は気にならなくなったという。
最後にユカさんがこんなことを言った。「そうね、例えていえば、新しいパソコンや周辺機器を次々に買っている時期は、“悪い男につかまって貢いでる気分”かしら。そして、今、自作パソコンにハマっている私は、“さんざん男を渡り歩いた後、今度は若い男の子を、自分好みに調教する気分”かしら」(取材/中林晃子)
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・甘えベタの救世主?ツンデレを“涼宮ハルヒ”に学ぶ
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