『恋をつかむ女 恋を落とす女』北端康良(著)/新講社/1365円 コメントを寄せた北端さんの著書。5000件のカウンセリング経験を元に、恋のプロセス、恋の罠とその乗り越え方を解説!

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「なんで約束の時間に電話くれなかったの?」
「いや〜、仕事が長引いちゃって・・・」
「仕事と私、どっちが大切なのよ!」

 ・・・ベタな展開ではありますが、このような理由でケンカを繰り返してるカップル、けっこう多いのでは? どんなに仲むのよいカップルでも、1度や2度はケンカをして気まずくなったり傷ついたりしたことがあるはず。でも、怒ったほうも怒られたほうも、ケンカのあとって気持ちがどんよりしたりイライラしたり、気持ちが重〜くなりますよね。謝っちゃえば仲直りできるのかな? 今なら口利いてくれるかな? そんな仲直りのタイミングやケンカのあとの対処法を今回はご紹介します。

 そもそもどうして、ケンカしてしまうのでしょうか?

 「カップル間のケンカの目的とは、言ってしまえば愛情確認。相手がどれだけ自分のことを想ってくれてるのかを確かめたいのです。例えば冒頭のケースなら、“私はすごく電話を楽しみに待ってたのに、あの人はそうでもなかったのかな”“私はこんなに好きなのに・・・”ということをわかってほしい、愛してほしいという強い気持ちから、同じ感情を感じとれないと、相手に対して攻撃的な言い方をしてしまいます」(心理カウンセラー 北端康良さん)

 う〜ん・・・でもケンカはしたくないけど、思ったことは伝えたい!

 「なにも我慢することはありません。その場合は『なんで電話くれなかったの?』のあとに、『約束の時間に連絡なかったから事故かと思って心配しちゃった・・・』など、相手を思いやる言葉を一言付け足すといいでしょう。そうすれば、相手も“悪いことしたな”と思うはずです。」(同)

 自分の気持ちばかりでなく、“相手はどうしてできなかったんだろう?”と、一歩引いて客観的に考えることがケンカの回避策といえそう。では、ケンカをしたそのあとの対処法は?

 「そりゃもう、“ゴメンナサイ”と謝ることです。イヤな気分になりたくてケンカをするのではなく、分かりあいたいからぶつかってしまう。早く仲直りをするにこしたことはありません」(同)

 タイミングとしてはケンカしてから3日以内。これを過ぎるとどんどん謝りにくい状況になり、状態が悪化します。一度謝って、それでも許してもらえなければ1〜2週間置いてから謝るといいそう。

 しかし、これがビジネス関係での「ケンカ」となるとワケが違う様子。ビジネスの場合は「結果」を出してなんぼの世界。お客さんを怒らせてしまったら、死ぬ気で求められていることを達成できるようにがむしゃらに頑張る。上司と言い争いになったら、自分が何を考えてそれをどうしたいのか、きちんと説明をする。ケンカの先にある目的を見つめなおして実行することで、ビジネス関係のケンカは大きなチャンスに変えることができるそう。それって、ケンカ上手は仕事上手ってこと!?

 とはいえ、争いごとは極力少なく、穏便に過ごしたいと思う、今日このごろです。(坂井あやの/verb)

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