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若手社会人が仕事を語る

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若手社会人が仕事を語る
社会起業コンサルタントの田辺さんの授業。30日、神奈川県川崎市の私立洗足学園中学校・高等学校で。(撮影:佐藤学)

子どもたちが、30代前後の社会人の体験談に耳を傾ける

【ライブドア・ニュース 2007年01月30日】− ニートやフリーター問題が深刻化する一方で、現役で働く30代前後の社会人を中・高校のクラスに招いて授業を行うキャリアプログラムが注目を浴びている。様々な経緯を持つ人たちの仕事に対する取り組み方を、生徒たちが直接聞くことで、将来につながる勉強の意味を見い出してもらおうという取り組み。

 神奈川県川崎市にある私立洗足学園中学校・高等学校は、横浜市に本部を置くキャリア教育ボランティア団体「おとな・イン・エデュケーション(OiE)」のスタッフなどを招いて、中学2年から高校1年の間に6回のキャリアプログラムの授業を実施している。

 同プログラムは、英国育ちのOiE代表の大志摩丈嗣(おおしまたけし)さんが、高校生の時に受講したキャリア・プログラムをヒントにしている。「日本の教育現場にも、世の中には様々な職業があることを子どもたちに知ってもらい、自分の将来につながる勉強の意味を見い出してもらいたい」と大志摩さんは話す。

 20日に行われた中学2年生を対象にしたその授業に、イメージコンサルタントやコピーライターなど6人が招かれた。その一人で社会起業コンサルタントの田辺大(ゆたか)さんは、自分の体験を通じて、仕事とのめぐり合いについて話した。

 1993年に発生した北海道南西沖地震の復興支援ボランティア活動に大学生として参加したことが、後の田辺さんの人生を左右したと語った。大学卒業後、トラック会社へ就職、ビジネス・コンサルティング会社へ転職、過労で身体を壊し退職した。その後、エクアドルのボランティア・ツアーで、「他にやる人がいなければ、自分がやるしかない」と決意した。社会問題を事業で解決するという社会起業家になった田辺さんは「子どもたちに人生における『希望』を伝えたかった」と話す。

 同プログラムについて、同校の遠田喜代志教頭は「身近な存在の社会人の仕事に対する考え方や姿勢を聞くことは、将来を考える生徒にとって貴重な体験になります」と高く評価する。

 田辺さんらの話を聞いた3人の生徒に感想を一言で表現してもらうと、「人」「優しさ」「楽しさ」という言葉が挙がった。3つの言葉には、「どんな仕事でも『人』とつながっている」「仕事の中に、人や社会に対する『優しさ』がある」「『楽しく』働いている人は、仕事に対する誇りを持っている」と生徒たちは説明してくれた。【了】

ライブドア・ニュース 佐藤学
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