チェルシーのFWディディエ・ドログバは、チームメイトのFWアンドリー・シェフチェンコを「自分勝手なプレーが多い」と切り捨てた。

 シーズン開幕から好調をキープするドログバは、カップ戦を含めて、今シーズンすでに21ゴールを記録。その一方で、昨夏チェルシーに移籍したシェフチェンコは、いまだ8ゴールと新天地イングランドで苦しんでいる。そして、今や名実ともにチェルシーのエースとして君臨するドログバは、このウクライナ代表の不調の原因に、3000万ポンド(約69億円)にも及ぶ“巨額の移籍金”を挙げている。

 「シェフチェンコは他の選手のことを気にかけないんだ。一緒にプレーしていても、チームメイトと協力してゴールを奪おうという姿勢がまったく感じられない。移籍金の額に見合った働きをすることしか頭にないように思う」

 さらにドログバは、昨シーズンまでチェルシーでプレーしたFWエルナン・クレスポ(現インテル)とシェフチェンコを比較しながら、チームプレーの重要性を説いた。

 「僕にとっては、チームメイトとは全てをシェアできる関係が理想だ。僕がアシストしたら、今度はアシストを返してくれるような関係がね。クレスポとは、そういう関係ができていた。でも、今シーズンはそういう関係が構築できていない。シェフチェンコの置かれた状況を理解しようと務めてきたんだけどね。そもそも僕らはライバルじゃない。だって、今シーズンはFWの席が2つ用意されているんだからね。彼が苦しんでいるのは分かる。それでも、チームを優先しないと」

 首脳陣との対立から、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任が連日報じられるなど、チームに不穏な空気が流れているチェルシー。ドログバの不満爆発で、手薄なFW陣にまで亀裂が走る可能性もある。首位マンチェスター・ユナイテッドに勝点6差をつけられているディフェンディングチャンピオンにとって、プレミア3連覇の栄光を手に入れるには、内なる敵との戦いを制することが先決のようだ。