26日夜、スポンサー契約を結んだ(左から)多菊善和ヤクルト社長、古田監督兼選手、天野・レノボ社長と吉田・インテル共同社長。(撮影:佐谷恭)

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レノボ・ジャパン(東京都港区、天野総太郎社長)とインテル(茨城県つくば市、吉田和正、ロビー・スウィヌン共同社長)は25日、プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」(東京都港区、多菊善和社長)と公式スポンサー契約を結んだ。同日夜、スワローズの本拠地である神宮球場に近い東京・新宿区明治記念館で記者発表会と契約の調印式が開かれた。

 スワローズは、2007年シーズンの同球団主催試合で、レノボのロゴが入ったヘルメットとインテルのロゴ入りユニホームを着用して試合を行なう。また、子ども向けの野球教室に、パソコン教室を併催することなどを検討しており、地域に密着した社会貢献活動をしていくつもりという。レノボとインテルは、国民的なスポーツである野球を通じて、国内での知名度向上を狙う。

 発表会には、両社の社長のほか古田敦也(あつや)・監督兼選手が出席。同球団の田中浩康(ひろやす)選手(背番号7)と飯原誉士(やすし)選手(同46)がユニホーム姿で登場した。古田監督は「(レノボとインテルは)グローバル企業なので、世界ばかりを見ているのかと思っていた。教育や社会貢献、地域活性化という言葉をいただき、このパートナーシップに力強いものを感じている」と期待感を示した。また、両社のロゴが入ったユニホームを絶賛し、「世界に出しても恥ずかしくないユニホームになっている。日本一になれるよう、頑張らなくては」と決意を表明した。

 3社の契約は、現在のところ2007年度シーズンのみ。来年度以降の契約や、スポンサーシップ金額については「非公開」としている。【了】