タクシーに不満を感じた人が9割超――。そんな調査結果が24日、インターネットリサーチ会社が行った「タクシー・運転代行サービス」に関する調査で明らかになった。運転代行サービスは「利用したくない」が「利用したい」を上回ったことも分かった。

 調査は、2006年12月7日から12日まで、全国の10代から60代以上の男女6296人を対象に行われた。

 タクシーに対する不満では、「料金が高い」が43.3%と最も多く、以下「運転者の態度が良くない/愛想が悪い」(38.0%)、「遠回りされたことがある」(34.8%)、「到着するまで料金が分からない」(31.1%)、「道に迷う/道に詳しくない」(30.5%)と続いた。「特に不満はない」と回答した人は9.4%と1割に満たず、9割以上の利用者が何らかの「不満を感じた」という結果になった。

 不満の裏返しとして、タクシーに「求めること」では、72.3%が「安い料金」と回答しており、次いで「安全運転」(69.7%)、「道に詳しい」(62.6%)、「運転者の態度/愛想」(60.9%)と続いた。

 一方で、北陸(45.3%)、東北(44.3%)、甲信越(36.2%)で利用率が高い運転代行サービスの満足度はタクシーとは反対に高く、約6割が「満足」と答えている。その反面、今後の利用意向では、「利用したい」と答えた人の合計が21.7%だったのに対して、「利用したくない」はトータルで37.8%という結果が出た。【了】

■関連リンク
ネットリサーチ(運転代行サービスの利用』に関するアンケート)