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【独女通信】“国際同棲”が独女に人気。いいとこ取りの選択とは?

【独女通信】“国際同棲”が独女に人気。いいとこ取りの選択とは?
私立高校の国語教師ヨウコさん(37歳)は、アメリカ人のジャック(26歳)と一緒に暮らしている。もちろん結婚はしていないし、籍も入れてはいない。ただの同棲である。「でも、今はすごく幸せ。毎日が充実しているし、とっても楽しい。だからといって、結婚はないと思う。彼も私も結婚は全然考えてないし。だいいち面倒でしょう。国際結婚って」。

二人が出会ったのは、市内の英会話教室。ジャックが勤める英会話教室は会社の方針で生徒との恋愛は禁止されている。もしバレるとクビという厳しい処分が待っている。それでも二人は恋におち、同棲生活に踏み切った。いったい外国人との暮らしはどこに魅力があるのだろう。

ヨウコさんは言う。「まずね、彼といるとすごく気楽なの。私もうすぐ38歳になるんだけど、彼は私の年齢なんて一度も聞いたことがないの。日本の男って、会うと必ず年齢を聞いてくるでしょ。私が正直にもうすぐ38歳よ、なんて言おうものなら、あからさまに嫌そうな顔をするんだから。思わず、オバサンで悪かったわね、って言いたくなる!」。

ヨウコさんが言うように、確かに日本人は年齢にこだわり過ぎるきらいがある。その証拠に、どんな雑誌を見ても人の名前が出ていると、必ずその下に(●歳)の表記がある。年齢なんてどうだっていいじゃないか、と思いつつも、カッコの中の数字を見て「あっ私より年下だ。悔しい〜」とか、「なんだ、いい年してまだこんなことやってるの」と、比較検討してしまうのが、日本人の現実なのだ。

そんな日本の風土で育った男たちにとっては、当然ながら「年齢」は大きな判断基準のひとつ。仕事をする、恋愛をする、結婚をする、あらゆるシチュエーションで日本の男は年にこだわる。「その点、外国人男性は、決して女性に年齢をたずねる、などというヤボなことは言わないですよね。ジャックはいつも『僕が好きなのは今のヨウコだから年齢は関係ない、たとえヨウコが僕より年上でも全然気にしない』って言ってくれるんです。泣きたくなるくらい嬉しいですね。」と、語るヨウコさん。

相手が年齢にこだわらないからこそ、自分が素のままで、無邪気に振る舞うことができ、相手が年齢を意識すると、構えてしまって、自分の素直な魅力も表現できないのだとヨウコさんはいう。30歳をはるかに超えていたって、たとえ恋人が年下だって、甘えてよりかかりたいのが女心。いちいち年齢を意識させられ、年相応に振る舞うことを要求されるなら、確かにそれだけでうんざりするかもしれない。

ヨウコさんが結婚に踏み切る気がないのは、生活習慣の違い、文化の違いも大きな理由のひとつだ。「私のお友達にイラン人と結婚した人がいるんだけど、最初はすごく大変だったようです。『文化や宗教も違うし、食べ物とか生活全般が日本とは違うから国際結婚は考えたほうがいいわよ』って言われたこともあるんです」。

確かに外国人男性は見た目もいいし、女性に対するマナーもいい。日本の多くの男が持っているような幼児性や、母親依存症も少ない。どこかの英会話学校のコピーではないけれど、“異文化コミュニケーション”で学ぶものは多いし、語学力は確実に向上する。
 
テレビドラマ『冬のソナタ』以来、韓流にすっかりハマってしまった、フリーのグラフィックデザイナー、マリエさん(37歳)は今、韓国のイケメン、ユさん(34歳)と同じ屋根の下で暮らしている。彼、ユさんは韓国系の電機メーカーのサラリーマン。顔がいいだけでなく、筋肉質の素晴らしいプロポーションにマリエさんはぞっこんだ。

「韓国男性は、男はいい大学を出て、体を鍛えなければならない……というのが、ダンディズムの基本にあるんですよね。」韓国人男性の魅力は?とマリエさんにたずねると、すごい勢いで語りだし、それがやがては日本人男性への批判へと変化していった。

「今どきの日本人男性は顔しか意識していなくて、しかも個性がない。誰もかれもがホスト顔になって満足している感じ。内面も含め、全身をトータルで磨くということをしない。それが日本のタレントに象徴されていますよね。どんなに顔がよくても裸にしたら見られないですよ、貧弱で。女として抱かれたいなんて、私は絶対に思いませんね。それに比べ、韓国人男性はセクシーだし、実際ベッドの上でもたくましいし最高です。男としての心がけが違うんです。」。

国際結婚に至らず同棲どまりになってしまうのは、日本の結婚制度、結婚に対する習慣にも理由があるようだ。出版社に勤めるアツコさん(34歳)は、かつてイタリア人男性と同棲していた。アツコさんが30歳になったとき、思い切って両親に彼を紹介し、いずれは結婚したいと言った。ところがそれを聞いたとたん両親が激怒。「外人との結婚なんか絶対に認めません」と頭から湯気を出しながら猛反対された。

「だったら、無理に籍を入れる必要はないかな、と思いました。駆け落ちしてまで結婚するのもシンドいし、確かに結婚したらしたで、彼の両親ともお付き合いしなければならないわけだから、なんだか面倒になっちゃって」とアツコさん。結局、二人の同棲生活は2年で終わり、アツコさんは新しいパートナーと現在同棲中だ。

特に日本においての結婚は「家と家との結びつき」という要素が強い。同棲中ならば親戚縁者の口も入らないが、実際に結婚となると、さまざまなしがらみが生まれ、それらに対処していかなければならない。「同棲中は熱々のカップルだったのが、結婚と同時に周囲の介入によって気持ちが離れていった、ということをよく聞きます。それだったら、“いいとこ取り”の同棲にとどめておいたほうがいい、というのが結論ですね。」とアツコさんはキッパリ。

アツコさんの現在のパートナーも、ベルギーから来た外国人だが、この彼とも結婚する気はないと言う。「結婚願望がないわけではなく、結婚するならやっぱり日本人と、と思っているので、それまでの間つなぎ的な意味合いもあるかも」。

“いいとこ取り”の、外国人男性との同棲。しかし、だからといって、外国人すべてが同棲に向いているかというと、そうではない。「相手をえらばなくちゃね」というのは、ヨリさん(年齢不詳・見た目30代)。世界各国の男性と付き合ったというヨリさんは、男性にも“お国別の個性”があり、相性の合う男を選びなさいとアドバイスしてくれた。

「一緒にいて楽しいのはイタリアの男。セクシーなのは、韓国人とフランス人。でもフランス人は大抵の人がお風呂が嫌いなの。優しいのは東南アジアの男。台湾や香港の男も悪くない。アメリカ人は可もなく不可もなく。絶対にやめたほうがいいのは、アラブの男。」それはなぜ?とたずねる私に、ヨリさんは言った。「アラブの男ってね、自分がその女を手に入れるまでは、ものすごいエネルギーを注いでくれるの。毎日花束をくれたり、アクセサリーをプレゼントしてくれたり。でもいったん“自分の女”になってしまうと、手のひらを返したようにぞんざいな態度になるのよ。亭主関白が好きな人には、いいかもしれないけどね。」

はいはい、どうも。たいへん勉強になりました。(取材/中林晃子)

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