ニコン「D40」

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昨年9月に発売されたCanonのEOS Kiss Digital Xと、同年12月に発売されたNikonのD40と、現在人気の2台のエントリーモデルを比較してみた。

キヤノンのEOS Kiss Digital Xは、デジタル一眼レフブームの火付け役になったEOS Kiss Digitalシリーズの後継機で、モデルチェンジするごとに着実にパワーアップを続ける人気のモデルだ。EOS Kiss Digitalでは、3代目のモデルとなる。

ニコンのD40は、エントリーモデルとしての機能を主眼においた造りとなっており、機能を絞って無駄な機能を省きコンパクト化し、同時に軽量化と低価格化をも実現したモデルとなっている。操作が簡単で、低価格なことから現在売れ行きも好調なモデルだ。

EOS Kiss Digital XD40

■外観比較
デジタル一眼レフカメラは、コンパクトカメラと比較すると大きくて持ち運びなどが大変というイメージがあるが、今回取り上げた2台のカメラは、数あるデジタル一眼レフカメラの種類の中でもかなりコンパクトなサイズに仕上がっている。最近では、デジカメを購入する際、女性でも一眼レフをセレクトすることが増えているので、コンパクトで軽量なモデルは人気となっている。

●正面と背面
正面のマウント部を見るとD40には、本体側からレンズのフォーカスを駆動させるためのAFカップリングがない。D40は、レンズ側にピント合わせの駆動モーターを搭載したレンズのみオートフォーカスが利用できる。
背面は、両機とも2.5型23万画素の液晶モニターを搭載している。撮影情報も背面液晶モニターでの表示となる。

EOS Kiss Digital X正面D40正面



EOS Kiss Digital X背面D40背面

●左面と右面
EOS Kiss Digital Xは、左のグリップ側面にはメモリースロット、右面には、USB端子、VIDEO-OUT端子、リモコン接続端子のカバーがある。
D40は、左のグリップ側面にはメモリースロット、右面には、USB端子、VIDEO-OUT端子のカバーがある。

EOS Kiss Digital X左面D40左面


EOS Kiss Digital X 右面D40右面

●上面と底面
上面は、フラッシュを接続するホットシューやモードダイヤルがある。底面には、バッテリースロットと三脚ネジがある。

EOS Kiss Digital X 上面D40上面


EOS Kiss Digital X底面D40底面

●シャッターボタン&グリップ部
EOS Kiss Digital Xのシャッターボタンの横には、電子ダイヤルがあり各種設定の値を瞬時に操作できる。D40のシャッターボタンまわりには、露出補正ボタンと情報表示ボタンが用意されている。
両機ともグリップ山はそれほど大きくなく、手が比較的小さい人でも違和感なく使うことができそうだ。

EOS Kiss Digital XD40

●モードダイヤル
EOS Kiss Digital Xは、プログラム、シャッター優先、絞り優先、マニュアル、自動深度優先のほか、撮影状況によって選択できる7種類のモードを選択できる。
D40は、マニュアル、絞り優先、シャッター優先、プログラムのほか、8種類のモードを選択できる。

EOS Kiss Digital XのモードダイヤルD40のモードダイヤル



次のページでも、引き続きEOS Kiss Digital XとD40の本体機能を解説しよう。