2ちゃんねるでも、コンビニおでんの蓋をめぐり意見がさまざまだ

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   おでんを置いてあるコンビニが増えている。だが、衛生面を巡ってちょっとした論議が起きている。「なぜコンビニのおでん鍋に蓋をしないのか」といった疑問だ。とりわけ、大手のコンビニチェーンam/pmが販売を見送っているのが、「不衛生説」を加速させている。

am/pmは「意見を差し控えたい」

   全国1300店舗を展開するam/pmでは、おでんを取り扱っている店舗は非常に少なく、全国でも2、3店舗しかない。いわば、実験的な扱いだ。その理由をJ-CASTニュースがam/pm広報担当者にたずねると、

「おでんを販売する、しないは、さまざまな理由からで、それを細かく説明することはできない」

   と答えた。さらに、「さまざま理由」が何かを尋ねると、「他のコンビニへの批判となるような意見は差し控えたい」という。暗に「衛生面で不安がある」ことを示唆したものだ。実際、2ちゃんねるなどネットでは、

「俺はフタしてないから(コンビにで)おでん買わないけどな」「つばがたくさん入ってんのによく買えるなほんと 」「小さい虫もたくさん入ってるよ」

   といった、コンビニおでんの衛生面を不安視する声も多い。

セブン-イレブンは「衛生管理に絶対の自信」

   本当に大丈夫か。セブン-イレブン・ジャパン広報に話を聞いた。

「おいしいものは衛生面が整ってこそ提供できる。工場での商品管理や、売り場での温度・品質管理は徹底している」

   ただ、「なぜフタの蓋をしないか」についてたずねると、「答えられない」とした。東京都福祉保健局のHPには「細菌を増やさない温度管理」として、60度以上でほとんどの細菌が増殖できなくなり、耐熱性のあまりない細菌では死滅しはじめる、と掲載してある。それ以上なのか確かめると、「規定の温度」ということで企業秘密のようだ。

「1日3回、つまり8時間ごとにスープを入れ替え、鍋の洗浄も丁寧に行うよう、現場のオペレーターに指示をしている」

   と明かし、自社のおでんの衛生管理には絶対の自信を見せている。コンビニおでんの衛生状態がどうなのか、今一はっきりしない。2ちゃんねるには、こんな見方もある。

「たとえばハンバーガーの食用ミミズのような、ある意味語りネタだと思っている」