「横綱若乃花から実業家へ」、花田勝氏転進を語る(上)
2007年01月19日10時28分 / 提供:PJ
中小・ベンチャー企業のビジネスマッチングのための「ベンチャーフェアJAPAN2007」(主催・独立行政法人中小企業基盤整備機構)が、東京国際フォーラム(東京・千代田区)で1月15日から17日までの3日間、開催された。最終日の17日、特別会場のステージプログラムに、元横綱・若乃花の花田勝氏が、挑戦する実業家として登場。起業に関心を持つビジネスマンに向けて、第66代の元横綱が、レストラン経営者に転進した現在の心境を語った。
テーマは「横綱から起業家へ〜新しい分野へのチャレンジ」で、相撲界のトップである横綱から引退後、レストランチェーンの経営者という全く新しい道へ踏み出し、成功を収めている花田氏に、そのチャレンジ・スピリッツを語ってもらったもの。聞き手は藤沢久美・シンクタンク・ソフィアバンク副代表で、一時間にわたる矢継ぎ早の質問に、花田氏は丁寧に答えていた。
今月の20日で36歳になる花田氏は、2000年に相撲界を引退。後はスポーツキャスター、タレントとして活動。2003年3月に自身がプロデュース経営する「Chanko Dining 若」を東京・六本木にオープン。その後、「66亭」などを出店、レストランチェーンを展開している。目下、韓国出店も含めて40店舗にまで拡大、部下100人を統率する若手経営者になっている。「Chanko Dining 若」は、客単価2000円クラスのファミリーレストランで、「66亭」は客単価1万円クラスの客層をターゲットにしていると、事業の説明も具体的である。
元横綱として、相撲協会にとどまっていれば、後輩指導などで、毎月60万円程度の安定収入が65歳定年まで保証されていた。「相撲の世界は伝統的なよいものがありますが、実は私は相撲の世界は、苦手だったんです」と軽く語って聴衆を驚かす。当時から、相撲界にずっと残るという気持ちはなく、常に「この次は何をやろうか、と次の自分の行く道を考えていた」という。
花田氏のビジネス談話には、常にマスコミから毀誉褒貶の洗礼を浴びてきた中で、培われた経験が垣間見られる。そこで、主なところを『語録』として紹介してみよう。
ビジネス志向
「力士時代は、本当は土俵際が好きだった。押し切って勝てる試合でも、土俵際にもっていくこともあった。お客さんに喜んでもらうのがプロスポーツでありショウビジネス」
「人への対応は、力士時代の付け人も、使いにくい人をどうしたら使えるようになるかを考え、使いやすい人を優先することはしなかった」
「力士現役中は、テレビ番組は『ニュース・ステーション』以外に出演しなかった。イメージが統一できるから。バラエティなどに出て、伝統的なものを好む相撲ファンを失望させたくなかったから」
「力士時代には、耐えることも学んだ」
「六本木に出店したばかりの時は、マスコミ媒体から興味本位で、サービスが悪い、不人気で誰もこないと叩かれた。それに興味を持ったお客が増えた。実際は、時間帯によって、客の居ない時もあるので、取材の折にたまたま客が居なかったに過ぎない。いつも、マイナス面をどうプラスに転じるかを考えている。マスコミへの対応は、自分を商品としてみた場合、どう言えば注目されるかを考えて話すようにしてきた」【つづく】
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テーマは「横綱から起業家へ〜新しい分野へのチャレンジ」で、相撲界のトップである横綱から引退後、レストランチェーンの経営者という全く新しい道へ踏み出し、成功を収めている花田氏に、そのチャレンジ・スピリッツを語ってもらったもの。聞き手は藤沢久美・シンクタンク・ソフィアバンク副代表で、一時間にわたる矢継ぎ早の質問に、花田氏は丁寧に答えていた。
今月の20日で36歳になる花田氏は、2000年に相撲界を引退。後はスポーツキャスター、タレントとして活動。2003年3月に自身がプロデュース経営する「Chanko Dining 若」を東京・六本木にオープン。その後、「66亭」などを出店、レストランチェーンを展開している。目下、韓国出店も含めて40店舗にまで拡大、部下100人を統率する若手経営者になっている。「Chanko Dining 若」は、客単価2000円クラスのファミリーレストランで、「66亭」は客単価1万円クラスの客層をターゲットにしていると、事業の説明も具体的である。
元横綱として、相撲協会にとどまっていれば、後輩指導などで、毎月60万円程度の安定収入が65歳定年まで保証されていた。「相撲の世界は伝統的なよいものがありますが、実は私は相撲の世界は、苦手だったんです」と軽く語って聴衆を驚かす。当時から、相撲界にずっと残るという気持ちはなく、常に「この次は何をやろうか、と次の自分の行く道を考えていた」という。
花田氏のビジネス談話には、常にマスコミから毀誉褒貶の洗礼を浴びてきた中で、培われた経験が垣間見られる。そこで、主なところを『語録』として紹介してみよう。
ビジネス志向
「力士時代は、本当は土俵際が好きだった。押し切って勝てる試合でも、土俵際にもっていくこともあった。お客さんに喜んでもらうのがプロスポーツでありショウビジネス」
「人への対応は、力士時代の付け人も、使いにくい人をどうしたら使えるようになるかを考え、使いやすい人を優先することはしなかった」
「力士現役中は、テレビ番組は『ニュース・ステーション』以外に出演しなかった。イメージが統一できるから。バラエティなどに出て、伝統的なものを好む相撲ファンを失望させたくなかったから」
「力士時代には、耐えることも学んだ」
「六本木に出店したばかりの時は、マスコミ媒体から興味本位で、サービスが悪い、不人気で誰もこないと叩かれた。それに興味を持ったお客が増えた。実際は、時間帯によって、客の居ない時もあるので、取材の折にたまたま客が居なかったに過ぎない。いつも、マイナス面をどうプラスに転じるかを考えている。マスコミへの対応は、自分を商品としてみた場合、どう言えば注目されるかを考えて話すようにしてきた」【つづく】
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パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一
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