経常黒字 5カ月連続拡大

　11月の経常収支は、貿易・サービス収支の黒字幅拡大の影響などで、５カ月連続で黒字幅が拡大しました。

　財務省は、17日、11月の国際収支を発表しました。　発表によると、海外との貿易や、サービス、所得などの収支をあらわす経常収支は、前年同月比プラス3,114億円、21.5％の、1兆7,564億円の黒字で、５カ月連続で黒字幅が拡大しました。　項目別には、貿易・サービス収支は、前年同月比プラス3,934億円、69.0％増の、9,632億円の黒字で、黒字幅が拡大しました。所得収支は、前年同月比マイナス612億円、6.6％減の、8,675億円の黒字で、2年4カ月ぶりに黒字幅が縮小しました。　財務省は、11月の経常収支について、「自動車輸出の好調などにより、貿易・サービス収支の黒字幅拡大があった。だが、一方で、日本企業から海外投資家への配当金が増えたことにより、所得収支の黒字幅が縮小した」としています。