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三重・伊勢の『男女共同参画社会を考える』

三重・伊勢の『男女共同参画社会を考える』
2007年1月14日(日)、伊勢市男女共同参画課主催で「男女共同参画社会」について講演された三重大学・石阪督規講師(左)と伊勢市職員。伊勢市御園村公会堂で。(撮影:長戸稔)
【PJ 2007年01月17日】− 三重・伊勢市男女共同参画課主催の集会で14日、三重大学人文学部の石阪督規講師が「男女共同参画をめぐる課題と展望と伊勢市の取り組み」というテーマで講演した。

 石阪氏は「伊勢市の男女共同参画の取り組みは今年度で10年目を迎えるが、当初期待したほどの成果が上がってきていない。意識の変化は徐々にではあるが見られるが、際だった動きが出ている訳ではない。あらゆる分野に女性が進出してはいるが、男社会の現状は旧態依然としている。男女を取り巻く環境、体制が不十分で整備されていないのが原因ではないか。社会を変えようと思えば、組織トップの意識を変えてもらうことが最優先課題だ」と話した。

 伊勢市当局は1997年、虹のように男女が輝くようにと名付けられた「れいんぼうプラン」を策定。2001年には男女共同参画宣言、02年には推進条例施行と続いた。並行して、ワークショップやイベントの開催に加え、学校や企業での啓発活動、勉強会や講演会を幾度となく重ねてきた。

 石阪氏は「男女共同参画の理念・目的が、従前の女性関連法令に関わるものと異なる点は、いわゆる女性解放、女性の権利保障といった従来の女性施策の基本姿勢をより具体化し、たとえば、DV(ドメスティック・バイオレンス)、セクシュアル・ハラスメント、積極的格差是正など、さまざまな現代的且つ個別的な課題に取り組む姿勢を打ち出した事にある。こうした理念は後の均等法改正やDV法制定へと受け継がれる事なり、そこには、女性の人権尊重、女性の社会参加を現代的な状況と照応させながら、『男女』が『共同』しながら、これらの課題を未来に向けて、積み上げていこうとするしたたかな構想が伺える」と指摘した。

 さて、記者はこんなことを考えてみた。男女共同に関連して、女性からは「自由」と「平等」の声が聞こえてくる。だが、この「自由」と「平等」は両立できるコンセプトなのだろうか。自由には責任が伴う。記者は自由でありたいのなら、平等はある程度犠牲にしなければならない。逆に、平等でありたいのなら、自由をある程度捨てなければならないと思うのだが・・・。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 長戸 稔【 三重県 】
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