ファンと清水をヨソに次回大会を買うと発表した卍丸。

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1月20日(土)新宿FACEにて『El Dorado of THE RISING SUN』が行われた。
第一試合前にタッグトーナメント覇者の近藤が姿を現し、ディック東郷と折半した残りの優勝賞金35万円の使い道を発表。ベルトを作ると川畑代表に言ったが、川畑代表は「35万じゃ安っぽいベルトになってしまう…」と返答。近藤は1月3日に後楽園ホールで行われた、"全日本プロレス ジュニアバトルロイヤル"で優勝したYASSHIの賞金50万を足し川畑代表に再度詰め寄る。しかし事情を聞かされてない辻本(YASSHI)率いる南京レスリング部員が憤慨しながら登場。近藤は辻本に対して強気の発言で一蹴したが、タッグトーナメント開催の発端を作った清水&卍丸が登場。
近藤はリングに机とイスを設置し、清水組と南京組双方の言い分を聞く事に。「私事になってしまうが、携帯を止められて、親は病気で…」と厳しい身の上話を話した清水は纏まったお金を融通して欲しいと近藤に懇願する。対する南京組は沖本&日野本の「日本のハワイじゃなく、アメリカのハワイに連れていかせろ」という我が儘で近藤に賞金をせがむ。判断は川畑代表に委ねられたが、川畑代表は南京組に交渉権があると発表。メインで近藤組と当たる南京組は"ハワイ行き"を賭け勝利の意欲をみせた。

メインはベルト制作のかかった近藤組と、ハワイ行きを賭けた辻本組が激突。序盤はコミカルな流れだったが後半は白熱した試合展開に。終盤、沖本がバナナにフロント・スープレックス、日野本のラリアット、沖本の450°スプラッシュを決めたが近藤・大鷲がなんとかカット。しかし沖本のジャーマン・スープレックス・ホールドがバナナに炸裂し3カウント。沖本は結果を出したという事で近藤に賞金をせがむが、卍丸が登場し賞金を譲ってくれるようにとアピール。「誠意が見えない」との大鷲のコメントに「バイトを週7日入れて、少しずつ返していきますから」と清水と一緒に頭を下げ近藤を説得。近藤が辻本に「どうなんだよ?」と意見を聞くと辻本は目に涙を浮かべ賞金を清水・卍丸に譲る事を発表。しかし卍丸は川畑代表に返済するかと思いきや、「この賞金の使い道は僕が決める。もっと増やしたくない?」とコメント。ファンの心配する声をよそに、「次回大会を買う」と宣言。「会場が満員になれば倍になる」と首を横にふる清水を無視し、卍丸は「青春を取り戻す」と言い、次回2月22日(木)に行われるEl Doradoの興行を『清水&卍丸ナイト』と命名し強引に決定した。納得のいかない清水だったが渋々受け入れた。最後に「皆さん、本当に来て下さい」と念を押すようにコメントを残し引き上げた。
バックステージでこの話を聞いた近藤と大鷲は「借金が倍になるよ」と、難色を示した。

セミではシングルマッチが行われバラモンシュウとEl Dorado初出場となるKAIENTAI-DOJOのTAKAみちのくが激突。試合はしっかりしたレスリングの攻防で幕を開けた。TAKAのスリーパーに苦しんだシュウだったが、抜け出す事に成功するとTAKAの左肩に狙いを定め一点集中のキック攻撃でTAKAを追いやる。あわや3カウント直前までいったシュウだったが、TAKAのジャスト・フェイス・ロックに沈んだ。

また、第一試合ではEl Dorado初出場となるDDT無差別級王者のHARASHIMAが登場。HARASHIMAはミラノに対して闘志を剥き出しに。ミラノはIR IIで卍丸を仕留めたが、HARASHIMAがミラノに詰め寄り一触即発の事態に。なんとかなだめられリングを去ったHARASHIMAは「ミラノとはがっちりやりあいたいね」とシングルでの再戦を希望した。

試合結果は以下ー