【特集:Vistaへの道】Step 5:Windows Vistaの種類 - 5つのエディション

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2007年1月30日、マイクロソフトが5年ぶりに世に送り出す次世代OS「Windows Vista」(以下、Vista)がついに発売される。Vistaは、従来のWindows XPに比べて機能的な面で大幅な進化を遂げている点は、これまでの特集で説明してきたが、Windows XPにHome EditionやProfessonal、Media Center Edition 2005、Tablet Edition 2005などのエディションが存在するのと同様に、Vistaも5つのエディションが用意されている。

Windows Vistaの画面


そこで第5回目は、Vistaを購入する際に戸惑わないように、各エディションを解説しよう。
※紹介画面は、Windows Vista RC1版のもので、製品版では変更される可能性もある。

●Vistaのエディションと主な機能
Vistaは、インターネットやメールの使用を中心としたホームユーザーはもちろんのこと、仕事でOffice 2007を扱うビジネスユーザー、大学や企業の研究所で複雑な物理演算を業務とする科学者など、多種多様なユーザー層を想定した、Ultimate、Enterprise、Business、Home Premium、Home Basicという5種類のエディションを用意した。そのうち、Enterpriseは完全に企業向けの製品であるので、一般ユーザー向けの製品はUltimate、Bussiness、Home Premium、Home Basicの4種類となっている。

Ultimateは、あらゆるニーズに応える一般向けの最上位エディション。すべての機能を備えているので、家庭でのデジタルエンターテイメントはもちろんのこと、強固なセキュリティ機能、充実のモバイル機能が仕事を協力にバックアップする。

Businessは、その名のごとく、ビジネスユーザーを強力にサポートするエディション。仕事でVistaを使用したいのであれば、最適なエディションだ。会社はもちろんのこと、外出先でも、多様なツールとセキュリティ機能がビジネスを強力にサポートする。

Home Premiumは、デジタルエンターテイメント機能が充実したホームPC向けのエディション。Vistaの基本機能に加えて、Windows Media Centerなどの最新のデジタルエンターテイメント機能を手軽に利用できる。

Home Basicは、Vistaの基本性能のみを備えたホームPC向けのエディション。電子メールやインターネットを家庭で楽しめるうえに、今までのWindowsに比べて、検索やセキュリティの機能が強化されている。

次のページでは、Vistaにプレインストールの機能とVistaを動作させるためのハードウェア環境を解説する。