ライブドア再建 社長が聞く除夜の鐘
2006年12月31日13時00分 / 提供:ライブドア・ニュース
ライブドア・ニュースの取材に応じるライブドアの平松社長(撮影:吉川忠行) 写真一覧(2件)
徹底検証 マネー不信をこえて(最終回) ライブドア・平松庚三社長(60)
【ライブドア・ニュース 2006年12月31日】− 「昨日午後7時ごろより、東京地検特捜部及び証券取引等監視委員会の捜査・押収を受けました。当社は上記捜査に全面的に協力いたしております」2006年1月17日早朝。東京地検特捜部による強制捜査が入ってから12時間後、「時代の寵児」として祭り上げられていたライブドアの堀江貴文社長(=当時)は押しかけた取材陣を前に、目を真っ赤に張らせた顔でこう言葉少なに弁明した。
一週間後、堀江氏が“塀の中”の人となると、その後の舵取りをあえて引き受けたのはライブドアの最年長役員だった平松庚三氏(60)。かつて所属したソニーの創業者・盛田昭夫から「経営者はネアカであれ」と叩き込まれた平松社長が率いる「新生ライブドア」は、事件発覚後の8週間で7度の記者会見、6回の謝罪を経て、社会的信頼と事業の再生に向けて船出を遂げた。
ライブドアと平松社長にとって疾風怒濤(しっぷうどとう)のような1年がまもなく終えようとしている。師走の空にうっすらと映える富士山を望む六本木ヒルズ・森タワー38階で、平松社長の「改革元年」を締めくくるインタビューを始めた。
◆ ◆ ◆
── 約1年間の改革で、前体制と変わった点を一言で言うと。
一番変わったのはコーポレートガバナンス(企業統治)とコンプライアンス(法令遵守)。外部の力を借りたが、日本企業の中で相当高度なところまで持ってこられたと自負している。大切なのはそれを継続していくこと。
経営に対する社員の参画意識もモチベーションも高まった。テクノロジーカンパニーで、インターネットの新潮流「ウェブ2.0」においてダントツのトップランナーであることも、社長に就任して初めて分かった。“ほんもののライブドア”をこれから世の中の人たちに伝えていきたい。
── 社長就任1年を振り返ると。
わずか“60歳の小僧”だけれど、最も困難であり、最も充実し、最もエキサイティングで、自分自身が最も育った1年だった。
これまで外資系企業の社長をしてきたが、コンプライアンスやコーポレートガバナンスとは本で得た知識に過ぎなかったが、事件後に色々考えさせられて、勉強しては教えられ、今まで持っていた知識がいかに薄っぺらいものだったかを実感した。
「ウェブ2.0」や「CGM」「RSSリーダー」の意味や仕組みを社員にかなりしつこく聞いて教えてもらった。わずか3カ月ではあったが、初めて上場企業の社長になり、証券取引法を初めて学んだ。
ブランドは一晩で崩れる
── 「ライブドア」というブランドについてどう現状認識しているか。
超一流企業と同じぐらいの認知度はあるが、イメージはかなり毀損(きそん)されている。ブランドを築くにはコツコツとした努力が必要だが、崩れるときには一晩で崩れるということを、まさに身をもって体験した。奇をてらった手法ではなく、みんなでコツコツと信頼されるようなブランドとして回復させたい。
ポータルサイトのブランドとしての「ライブドア」は残すべきだが、(来春に分社化するメディア事業の)新社名については社員の思い入れを大切にしながら考えて、春先には決めたい。
── 事業の切り売りはまだあるのか。
一段落はついたと思っている。目的は売却ではなく、会社の価値を上げることであることを外さない範囲で、これからも場合によっては考えていきたい。
── インパクトが強かった前体制と比べ、事業・社長ともに顔が見えにくいとの声も聞こえてくるが。
ユーザー数は事件前の月間1400万人から同1700万人へ20%程度増えているし、顧客離れは全く感じない。
トップのメディア露出は適度には必要だが、過多は良くない。必要なとき、ところに出て、必要な対話はしている。エンターテインメントは私の仕事ではない。広報とは経営上、大変重要なところ。今後もユーザーが知りたい情報をタイムリーに供給していきたい。
── 筆頭株主の堀江貴文氏には事業計画などの説明などIRはどのように行っているのか。
事件以来、お目に掛かっていない。ただし、筆頭株主の弁護士を通じて、弊社の担当者から方針を伝え、「会社の提案を全面的に賛成する」という話は頂いている。
黒字化なくして再生なし
── 「2007年問題」と表現されるような同年代が大量退職する時代が到来する。団塊ライフのあり方とは。
自分の好きな言葉のひとつは「50、60はハナタレ小僧」。小僧と思えるか、そうじゃないかは自分の問題。野球でもサッカーでも後半戦の方がずっと面白いように、人生も同じではないだろうか。後半戦のゲームプランをしっかり立てて、目標に向かって充実したエキサイティングな人生を送っていきたい。
── 07年はどのような1年にしたいか。
06年はいろいろと戸惑うことも多かったが、07年は是非、売り上げや営業利益など数字の面でも建て直していきたい。顧客は増えているが、弊社の主力収入源の広告は70%まで回復してきた程度だ。来年春以降には事件前以上の利益を出せるようにしたい。
── 現在いる13万人の株主に向けて年末に一言伝えたいことは。
大変なご迷惑とご心配をお掛けしました。業績の黒字化なくして再生はない。全社一丸となって企業価値を高め、ライブドアを必ず復活させるとお約束します。
(連載おわり)【了】
■徹底総括 マネー不信をこえて
第1回 作家・田中康夫さん 「小泉後」のニッポン考現学(12月27日)
第2回 ドリコム・内藤裕紀社長 脱ヒルズ IT起業家に第3の波(12月28日)
第3回 さわかみ投信・澤上篤人社長 “宴のあと”の投資ファンド原論(12月29日)
第4回 三井法律事務所・熊谷真喜弁護士 「会社の品格」 存在感増す指南役(12月30日)
■関連記事
ライブドア事件 新社長に聞く(全2回)
さよならライブドアバブル(全4回)
「マザーズの雄」 株主残し消ゆ
ライブドア新旧社長の6月7日
LD、春にも旧経営陣に責任追及 ライブドア・ニュース 常井健一
Ads by Google
コメントするにはログインが必要です
関連ニュース:平松庚三
- 元ライブドア社長「ワシはファミコンより先にファミコンを考えていた」
ガジェット通信 09月07日13時51分(12) - 小僧com アクティブで知的好奇心旺盛な大人向けSNSを完全リニューアル 〜 新コミュニケーション機能を実装し「小僧SNS村」を本日より開村 〜
ドリームニュース 04月20日15時00分 - 株式会社Beat Communication、小僧com株式会社のSNSプラットフォームにSEO対策を重視したセミオープン型SNSを開発、導入@Press 04月20日15時00分
- 宇宙旅行を予約してカリブ海へ招待された、32歳の素顔YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア) 03月17日13時25分
- [新製品]デル、18.5V型液晶一体型デスクトップPC――Bru-rayコンボドライブやタッチパネルも選択可能
RBB TODAY 03月12日16時09分
- << 東証大発会 5営業日続伸…
- 経済一覧
- 「会社の品格」 存在感増… >>
|
6,000円
livedoorデパート
|
10,800円
livedoorデパート
|
6,000円
livedoorデパート
|
800円
楽天ブックス
|
経済アクセスランキング
- 熾烈な高級車市場のシェア争い 「レクサス対ベンツ」ハイブリッド頂上決戦を制すのはどっち?MONEYzine 10日10時00分(15)
- 勝間さんのインフレ政策を実行するとどうなるのか?金融日記 09日15時26分
- 【企業探偵】お洒落にスポーツを楽しみたい方へ/ミズノ
企業探偵 10日17時30分 - 既得権益への執着が疑われた発着調整をめぐるJALの杜撰 ダイヤモンド・オンライン 10日11時05分(1)
- 仕事を“キリの悪いところ”でやめると取りかかりが早くなる
誠 Biz.ID 10日13時02分(5) - 格安航空会社の設立準備再開=国内外路線で−全日空時事通信社 10日18時46分
- ドワンゴ:今9月期予想、黒字予想一転、純損益8億円の赤字に転落見込み、「ニコニコ動画」関連の減損損失など特損発生
Sakura Financial News 10日16時02分(3) - アミューズ;今中間期の純利益26%減、福山雅治のツアー好調も利益率の低下など影響、サザンの着うたフル配信収入も減る
Sakura Financial News 10日16時47分(1) - 電通:今9月中間期、営業利益62%減、マス四媒体の広告低迷が続き、大幅減収
Sakura Financial News 10日17時04分 - ボルボ S60 新型、スタイリング初公開…スポーティ&ダイナミック
レスポンス 10日21時38分(1)
注目の情報
過払い金返還の無料弁護士相談!消費者金融に払い過ぎた利息が取り返せる可能性があります
完済後もOK。返済中であれば取り立てを止めることができます
借金215万円がゼロになり、368万円戻ってきた事例も!!
弁護士相談24時間受付中












行きの電車、帰りの電車で