「理系男子」タウンを結ぶ、つくばエクスプレス。(写真提供:パブリック・ジャーナリスト今藤泰資)

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晩婚化、少子化が深刻になっている。都内においては未婚男性は206万人、女性は166万人。全人口に閉める割合(未婚率)は男性37.9%、女性29.9%で全国最高。特に30〜34歳の女性の未婚者は5年前と比べて28%増。未婚率は42.9%と上昇している。

国立社会保障・人口問題研究所がまとめた「結婚と出産に関する全国調査」によると、「なぜ結婚しないのか?」という問いに対して、25歳以上では「適当な相手にまだめぐり会わない」という理由が約半数を占めている。
"適当な相手"というものは、そう簡単には見つからないものだ。そもそも出会いなんて身の回りにない。そこで、出会いを求める独女達は、ある場所に着目する。"つくば"である。

総務省の05年度国勢調査によると、つくば市在住で23歳以上の独身者約3万2千人のうち、男性が約2万人、女性が約1万1千人と、独身男性が女性の約2倍もいるという。

"つくば"は一大学術都市として有名で大学や研究所に勤務している単身者が多い。かつて"陸の孤島"といわれたつくばだが、2006年のつくばエクスプレスの開通で都心へ45分と距離も縮まった。

また自治体では未婚化、晩婚化対策として、お見合いパーティーを開催したり、出会いをサポートする「いばらき出会いサポートセンター」を設置するなど若者の結婚相談・支援に本格的に乗り出している。

こうして、2007年はパートナーに出会える可能性の高い"つくば"へ向かってつくばエクスプレスに乗り込む女性が増えていくのかもしれない?!

■関連リンク
国立社会保障・人口問題研究所 第13回出生動向基本調査
いばらき出会いサポートセンター

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