ダウンレートが最低だったのはWBC第2ラウンド「日本-キューバ」の最中、アップレートが最低だったのは同「日本-韓国」の開始直前だった
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 今回は日本の2連覇に沸いたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催中だった一週間のスピード傾向をお伝えする。3月17日(火)〜23日(月)の全測定データを無条件に用いて、2時間を単位とする時間帯ごとの平均ダウンロード速度(ダウンレート)と平均アップロード速度(アップレート)を算出し、グラフ化した。なお、この期間のWBC日本戦は4試合あり、それぞれの日本時間とその時間帯のアップ/ダウンレートは以下のとおりであった。

・第2ラウンド 日本-韓国 (1-4) 18日(水) 12:00〜
・第2ラウンド 日本-キューバ (5-0) 19日(木) 12:00〜
・第2ラウンド1位決定戦 日本-韓国 (6-2) 20日(金) 10:00〜
・準決勝 日本-米国 (9-4) 23日(月) 9:00〜

 グラフを見てのとおり、この一週間のダウンレート、アップレートの谷とWBCの2試合の開催時間にほぼ一致している。ダウンレートが最低だったのは19日(木)の14時台から15時台で、この時間帯はまさにWBC第2ラウンド「日本-キューバ」の最中だった。しかも、試合開始直後から20%も減少して20.1Mbpsに急降下するという極端な動きを見せている。これに対して、アップレートが最低だったのは18日(水)の10時台から11時台で、この時間帯は第2ラウンド「日本-韓国」の開始直前で14.1Mbpsだった。アップレートもまた直前の時間帯からの急降下で、なんとマイナス34%もの変動になっている。

 なお、最終ラウンド進出確定後の試合で、やや盛り上がりに欠けた第2ラウンド1位決定戦「日本-韓国」ではアップレート、ダウンレートの目立った変動は見られなかった。これは日本では三連休の初日だったことも影響していると思われる。また、注目の対決となった準決勝「日本-米国」については、三連休明けの月曜日の午前中だったせいか、試合中の速度変化はそれほど極端ではない。しかし、よく見ると試合開始直前にダウンレートが42.2Mbpsから27.4Mbpsへと急降下していることがわかる。

 ということで、ダウンレートだけならともかく、アップレートの谷までWBCの試合時間にかかっていることなどから、偶然の一致ではなさそうな状況である。第107回「北京五輪開幕はインターネットのスピードに影響したか?」で取り上げたとおり、ネットワークスピードへの北京五輪の影響は認めることができなかったが、注目が集中したWBCではなんらかの影響が出ていたのかもしれない。今後も注目度の高いイベントの影響を調査していこう。

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