RFIDによる制服管理システム(イメージ)
 NECは30日、学校法人 文化学園の文化女子大学 小平キャンパス 現代文化学部 国際ファッション研究室と共同で、「リネンタグ」を活用したファッション作品管理に関する実証実験を実施することを発表した。
 
 この実証実験は、同大学の学生が卒業イベントに向けて制作した作品約200点を対象に行うもの。主に洋服を中心としたファッション作品に、品目/色/素材などの詳細データに紐付けられた「リネンタグ」を縫い付け、それらをハンディ型RFIDリーダライタで読み取ることで、作品管理の効率性を検証したものとなる。「リネンタグ」は、ユニフォームやリネン製品に装着したまま、洗濯やアイロンが可能な耐環境性(耐熱/耐水/耐薬品)を具備したICタグとなる。

 通常リネンタグは、企業の制服管理などに用いられているが、リネンタグを活用したファッション作品管理は、業界初の試みであり先進的な事例とのこと。文化女子大学では、ファッション作品の電子管理により、卒業生の作品を、デザイン論やコーディネート論などの学習教材として有効的に活用することを目指しているという。同大学は、服装学部を中核に、造形学部、現代文化学部の3学部からなるファッション分野に強みを有する大学であり、現代文化学部国際ファッション文化学科では、日本のみならず海外のファッション・ショーにも数多くの作品を出展。新都心キャンパスの資料室には開学以来80年間の作品約50,000点前後の作品が保管されており、小平キャンパスの資料室には10年間に約6,000点前後の作品が保管されている。これらの作品について、在校生の学習教材としていかに有効に活用するか、また、ショーに出展する際の作品の搬出・搬入管理での効率化と正確性の向上が課題となっていた。

 今回の実験では、リネンタグを縫い付けた作品をハンガーラックにかけ、ハンディ型RFIDリーダライタによって一括検品を行い、手動で作品の持ち出し確認作業を行う場合と比較して、どれだけ確認作業が効率化されるか検証する。さらに外観は同一であっても素材が異なる作品のなかから、学習教材として過去の作品を利用する際の、作品情報の確認作業を想定して行うとのこと。

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