冬になると空気が乾燥したり、オフィスの暖房で肌がカサカサ・・・なんてことありますよね。乾燥はイヤだ、キレイな肌でいたい!と思うのは、男性だって同じ。さらに、乾燥と同じくらい肌にダメージを与えてしまうと言われているのが、睡眠不足です。この時間に睡眠をとると最もよいと言われる“ゴールデンタイム”というのがありますが、アレって本当に効果はあるんでしょうか?

 “ゴールデンタイム”とは午後10時から午前2時の4時間のこと。この時間帯に睡眠をとると肌に良いとのことで、これはサーカディアンリズムという学説に基づいているようです。サーカディアンリズムとは、人間は太陽の光を浴びてから14時間後に睡眠に入るための準備か行われているという説。ただ睡眠とお肌の関係については、諸説あり、ゴールデンタイムに寝る=美肌と単純なものではないようです。

 しかもこのゴールデンタイム説に従えば、朝8時に起き夜10時には寝るという生活がベストということに! ・・・でも、毎日そんな時間に寝ていたら、社会生活が成り立ちませんよね。そんなときは、どうしたらいいんでしょう??

 『素肌美人になるためのスキンケア基本事典』の著者でもある吉木伸子先生の説によると、「できるだけ毎日、同じ時間に(できれば夜12時台に)眠ることが大切。さらに、睡眠中のはじめの3時間でホルモンが分泌されるため、その時間にどれだけ質の良い深い睡眠が取れるかが重要」とのこと。

 この2点に気をつければ、ゴーデンタイムに眠れなくても美肌への道が開けるかも。寝る前に十分リラックスするためには、テレビや読書、パソコンなど目で見て頭で考えるようなものは避けた方がよさそう。また、寝る少し前から部屋の明かりを落とすことで、より質のよい睡眠が得られると言われています。

 さあ、今日からは自分の“就寝時間=ゴールデンタイム”を決めて、美肌を手に入れてみませんか? (石橋夏江/verb)