文科省の調査では、東北6県の肥満傾向が突出

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   文部科学省が2006年12月21日に発表した「平成18年度学校保健統計調査速報」によると、都道府県別「肥満傾向児」の出現率で、東北6県の肥満傾向が突出していた。「そういえば」「理由は」「なぜなのか」。テレビのワイドショーでも多く扱われ、街の話題になっている。

   この調査は06年4月1日から06年6月30日に実施。満5歳から17歳までの児童,生徒及び幼児の一部を抽出調査したもので、調査実施校数は7,755校。

東北が「肥満」でほぼ上位を「独占」

   結果を見ると、東北がほぼ上位を「独占」している。たとえば5歳児では「肥満傾向」が全国平均が2.76%に対し、青森が全国トップの6.98%、福島が5.26%、宮城が5.09%、秋田が4.72%、山形4.10%、岩手4.30%。
   10歳は同10.20%に対し福島が全国トップの15.00%、岩手が14.21%、青森14.14%、宮城13.88%、秋田13.05%、山形12.95%。
   15歳は同11.81%に対し、山形が全国トップの18.15%、秋田が17.36%、青森16.29%、岩手15.80%、宮城13.66%、福島15.59%と、どの年齢を見ても肥満傾向は東北6県が平均をかなり上回る。

   なぜ東北の子供に肥満傾向が強いのか。各県の県庁に問い合わせてみたが、

「調査をしていないため、わからない」

だった。秋田県庁の保健体育課では

「秋田の子供は以前から肥満が多いというのは知っていた。肥満解消は健康を維持する上の課題の一つだから、今後は一層この問題に取り組みたい」

J-CASTニュースの取材に答えた。一方で宮城県庁の健康対策室は、

「あくまで文科省が抽出した学校に限った調査だから、全体調査でなければ本当の実態はわからないのではないか」

と話している。

「ご飯がおいしくて、食べ物がしょっぱいからです」

   朝のテレビのワイドショーでも、この話題が取り上げられ、東北6県の子供の肥満傾向が高い原因について議論が行われた。
日本テレビ系の 「スッキリ!!」では、加藤浩次が、

「おばあちゃんとかそばにいると、すごく食わせません? コレ食べなさい、アレ食べなさいって?」

と発言。阿部アナは

「言います、言います!」

と同意し、東北は大家族の生活で、おばあさんがいることが肥満の原因とした。
   フジテレビ系の「とくダネ!」では、司会の小倉智昭が、

「ぼくは秋田だからわかる。ご飯がおいしくて、食べ物がしょっぱいからです。しょっぱいから、またご飯をいっぱい食べる」

とコメント。秋田県の食生活が肥満の原因と結論付けた。

   「2ちゃんねる」でも東北の肥満に関するスレッドが立ち、いろんな意見が出た。

「馬鹿だな痩せ型男性は凍死してるんだよ」
「寒い所の生き物はだいたい丸々してるじゃないかアザラシとか、ペンギンとか」
「青森県民だが東京に来た最初の印象。何で東京の人間はこんなに痩せているのか?食事に招待されて分かった。おかずがひじきと漬物。ひじきって、食い物か?離婚原因になるだろうこの貧困。悪いが、魚、肉の消費量共に東京より遥かに食生活が豊」
「寒さに耐えるように進化してるんだろ」

など、肥満傾向が強いのは「寒さへの適応」「食べ物が美味い」という意見が多かった。