「GPRIME庁内電子申請」概念図
 NECは11日、島根県浜田市において、パッケージソフト「GPRIME(ジープライム)庁内電子申請」を用いて、転入届・印鑑登録・健康保険/年金異動届など複数の手続きを住民にワンストップでサービスする“総合窓口”を構築し、稼働を開始したと発表した。

 「GPRIME庁内電子申請」は、NEC独自のシステム構造「遠隔二線式」を用いて、受付(総合窓口)と処理(業務主管課)を完全に分離し、各課が並列処理を行えるようにしたパッケージ。これまで総合窓口を設置する場合、総合窓口の一人の職員がすべての処理を行う方法(一線式)や、総合窓口で受付と処理を行う職員を分離しながらも受付と処理の両方を一部署内で全て行う方法(二線式)が主流だった。しかし、一線式ではすべての処理を熟知した職員が必要となり、職員の育成や人員配置の柔軟性に課題があった。また、二線式の場合は、各課の職員を総合窓口に配置して処理を行うため、各課の職員を二重配備(各課の窓口と総合窓口に配備)する必要があった。

 「GPRIME庁内電子申請」では、総合窓口で受け付けて登録した各種申請データを、自動的に各課(離れた建物内の課も含む)に振り分けることができる。また従来からの電子申請システム構築で培ったXMLやワークフロー制御技術を用いて、情報の受付/どの課に振り分けるか/処理進捗の明確化などを正確に行い、ビジュアル的にも利用しやすいインターフェイスを実現した。

 浜田市は市町村合併以来、住民サービスの強化策として総合窓口化を検討、今回の導入に至ったという。なお遠隔二線式の総合窓口向けシステムの導入は、浜田市が全国で初めてとなる。浜田市では、遠隔二線式構造の「GPRIME庁内電子申請」の導入により、来庁者の各種手続き時の待ち時間を短縮し住民サービスを向上するとともに、年間約2,100件の窓口申請手続きにおいて約1,140時間の削減効果を見込んでいる。NECは今回の納入実績をもとに、「庁内電子申請システム」について、今後3年間で150団体の自治体への導入を目指していくとのこと。

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