桑田真澄投手との交渉が合意に達したピッツバーグパイレーツの地元紙「ポスト・ガゼッテ」の電子版は19日付けで、単年契約の年俸50万ドルと報じた。マイナーの最低年俸は6万ドルであることを考えれば、50万ドルは、破格ともいえる。全盛期は過ぎたとはいえ、日本球界を代表する投手という桑田の実績に対して、敬意を表された格好だ。同紙は「トリプルAインディアナポリス」で開幕するだろうと、マイナースタートを予測しているが、リトルフィールドGMは「確かに全盛期は過ぎて、故障も抱えているけれど、日本で素晴らしい活躍をしてきた選手だ」と、期待を寄せている。

 この日は、同時に、キューバーから05年に亡命してきたヨスラン・ハレラ投手も獲得。同球団の120年の歴史の中で、日本、キューバーという野球の盛んな両国から、初めて選手を獲得したとも報じている。【USA通信】