ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

死刑判決では終わらない

【PJ 2006年12月14日】− 2005年11月、大阪府のマンションで姉妹が殺害される事件が起きた。大阪地方裁判所は13日、犯人の山地悠紀夫被告に死刑判決を言い渡した。

 判決前、姉妹の父親は「もし、望む判決が下りなければ、(妻と)2人で必ず殺します。それがダメなら、裁判所の前で腹をかき切ります」と語った。山地被告は、裁判で謝罪も反省も示さなかった。遺族の感情を逆撫でし、挑発するような言葉を投げつけた。死刑判決は、二人の娘を殺害され、裁判での犯人の言動にも深く傷つけられた遺族の思いに応えられたのだろうか。

 社会が犯罪者に与える制裁として、命を奪う刑が最も厳しい制裁であることは言うまでもない。死刑廃止を訴え続ける「人権派」の人たちもいるが、わたしは、自分の家族が殺害されたとすれば、犯人に死をもって償わせたい。死刑廃止など、事件が自分の周りで起きたときの感情を想像することができない人たちの戯言だと思っている。死刑反対論者が、死刑判決を「感情に流された判決」と批判することがあるが、国民感情から遊離した判決を司法が下し続ければ、司法は国民から遊離した存在にならざるを得ない。

 しかし、その一方で、極刑を以てしてもなお、遺族の感情が慰撫されるとは思わない。死刑判決が下されて判決が確定すると、報道もされなくなって事件が一段落したような雰囲気になるが、遺族の苦しみは、死刑が執行されてもなお癒えることはないだろう。事件は、司法判決で終わるわけではない。

 増加する凶悪犯罪が社会的病理の発現であるとするなら、司法判決は社会全体が果たすべき責任のごく一部でしかない。遺族の悲しみを理解し共有することも、社会全体の責任である。凶悪事件が続発する現代だからこそ、犯罪被害者とその家族を支えられる社会が求められている。

 被害者のご冥福と、ご遺族が一日も早く安らかな生活を取り戻されることを心から願っている。【了】

■関連情報
PJニュース.net
PJ募集中!
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小林 亮一【 宮城県 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

PJオピニオンアクセスランキング

注目の情報
髪の悩み、何をすべきか!
髪の悩みは、髪のプロに!
「発毛実感コース」─脱毛原因調査、発毛施術体験、発毛アドバイス。
1人1回だけ。自分の髪のこと、知るチャンス!


髪のプロに診てもらう→