具体的証言も次々明らかに
【ライブドア・ニュース 2006年12月13日】− 日韓の拉致被害者の家族や拉致の可能性が明らかになったタイ人女性の家族らが参加した初の国際会議「北朝鮮による国際的拉致の実態と解決策」(拉致被害者家族会など主催)が13日、東京都千代田区の都市センターホテルで開かれた。自民党の中川昭一政調会長はあいさつの中で「日本政府は“対話と圧力”の両方が必要と言っているが、対話の道は(北朝鮮により)一方的に閉ざされている。拉致被害者の判明している関係国だけでなく、世界中の世論を盛り上げることが北朝鮮に対する大きな圧力になる」と話し、拉致問題解決への期待を表明した。
会議にメッセージを送った韓国人女優の崔銀姫(チェ・ウニ)さんは、北朝鮮滞在中にマカオで拉致された中国人と姉妹のような交流をしていたことを証言。その女性がマカオで観光案内中に連れて行かれ、北朝鮮にあるインドネシア大使館に保護を求めて駆け込んだことがあると聞いたなどと、具体的な証言を提示した。
また、曽我ひとみさんの夫チャールズ・ジェンキンスさんもビデオメッセージを寄せ、北朝鮮でタイ人の女性に会ったことがあると証言した。会議の主催者らはこれを受け、その証言が拉致の可能性があるタイ人女性の家族からの情報と一致していると説明した。また、ジェンキンスさんと同じ境遇の脱走米兵が3人おり、その妻は全員、ルーマニア人などの拉致被害者だったことを明かした。
同会議では、現在のところ世界12カ国で北朝鮮による拉致犯罪があったと報告された。救う会の西岡力常任副会長によると、拉致の疑いがあることに対して、タイ政府は「交渉をすでにしている」、ルーマニア政府は「調査依頼中」と回答した。なお、安倍晋三首相が10月の訪中で拉致被害者について尋ねたところ、中国の温家宝首相は「確認されていない」と答えたという。【了】
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