華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)は12日、商用利用が可能なHSPA+(High Speed Packet Access Plus)ネットワークと端末のライブ・デモンストレーションを世界で初めて実施したと発表した。

 今回のHSPA+ソリューションのライブデモは、通信事業者であるPCCWの協力のもと香港で実施され、第4世代の携帯通信基地局とモバイル・ブロードバンド端末「E182E」を使用し、広帯域アプリケーションの同時処理がHSPA+のデータ通信速度で転送可能であることが実証された。またPCCWはライブデモ時に光バックホールで最大速度を実現するなど、すでにHSPA+のモバイル・ブロードバンド・サービスをサポートする大容量ネットワークの準備が整っていることを示したという。ファーウェイのHSPA+ソリューションは、旧世代のWCDMAとの下位互換性を備えており、周波数を変更することなく既存のネットワークを進化させることが可能となる。また、HSDPA/HSUPAからの移行時のコスト効率が高いため、複数の通信事業者に採用されるという観測がなされている。

 華為技術は次世代通信ネットワークソリューションのプロバイダーであり、日本ではイー・モバイルが基地局設備および携帯端末(H11HW)に同社製品を採用している。ファーウェイのHSPA+対応ソリューションおよび「E182E」は、2009年初旬に商用化される予定だ。

 ファーウェイのストラテジー&マーケティング事業部、グローバル・マーケティング担当取締役のCharles Huang氏は「今回のライブデモの実施は、世界中の通信事業者にHSPA+のE2E(エンド・ツー・エンド)ソリューションの提供を可能にする画期的なでき事です。私たちは卓越したユニバーサル・モバイル・ブロードバンド通信を実現します。ファーウェイのHSPA+ソリューションは、現在世界最速の通信速度である最大21Mbpsを実現します。私たちは、専門知識を備えてネットワークから端末までの真のE2EソリューションによりPCCWをサポートし、世界のモバイル・ブロードバンド市場におけるファーウェイのリーダーシップと革新性を証明しました。現在、2009年初めのHSPA+サービス商用化に向け、順調に作業を進めているところです」とのコメントを寄せている。

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