女性
【独女通信】プロレスラーおっかけ独女が増殖中
2006年12月05日11時58分 / 提供:独女通信
バブル崩壊後の就職氷河期もなんのその、見事大手商社に入社したハルミさんは、35歳の誕生日の翌日、突然辞表を提出しさっさと会社をやめてしまった。「うーん、なんて言うのか、燃えるものがなくなっちゃったのね、私の中に。会社を辞めるときは冷凍食品部の係長だから、そこそこ出世してたし、給料だって悪くなかったわ。その分、はっきり言って男子社員からは煙たがられてたわ。もともと男顔負けでバリバリ働くのが夢だったから、やっかみとか陰口なんて全然気にならなかったの。それが、後輩が1人、2人と寿退社するのを見ているうちに、なんだか無性に寂しいっていうか、あーあ、私って孤独なんだなって感じちゃって。恋人もいないし、飲みにいく友達もいなかったし」そんなときにハルミさんが出会ったのがプロレスだった。
「電車の中で私の横に立っていたおじさんが読んでいたスポーツ新聞が、私とプロレスとの出会いだったの。忘れもしない新日本プロレスの棚橋弘至っていう選手が、ナントカっていう外人レスラーに挑んで負けたとかってニュースだったわ。なにげにおじさんが読んでいた新聞を横目で見ていたんだけど、いきなり後頭部を殴られたみたいにショックだったなあ。世の中にこんなかっこいい男がいるんだーって」
その日からハルミさんの生活は棚橋一辺倒。プロレス命の東京スポーツを定期講読し、プロレス雑誌は全誌毎週欠かさず購入。部屋の中はあっという間に棚橋一色になってしまった。プロレスと出会って1か月後、ハルミさんは矢も盾もたまらず“プロレスの聖地”後楽園ホールへと出かけていった。その夜、35歳を目前にして、俄然燃えるものに出会ったハルミさんは、安定した生活を放棄し、フリーター生活へと転身する決意を固めたのだった。
「今?昼間は製紙会社に派遣でいってるの。夜はもちろん、プロレス観戦。収入は減ったけど、プロレスファンの男の子たちといっぱい知り合ったし、すごい楽しいわ。プロレスは基本的に一人で観戦ね。私の場合、棚橋選手のおっかけみたいになってるから、地方も多いの。交通費とか宿泊費とかばかにならないけど、充実した人生よ」
中部地方に暮らす両親は、もはや私のことはあきらめたみたい、とハルミさんは言う。そして、棚橋選手と結婚できれば死んでもいい、そうだ。
埼玉に住むミキさん(33歳)も、一人でプロレス観戦をいとわない派だ。ミキさんの職場は地域の消防署。現場ではないからよほどのことがない限り5時には職場を出られるので、夜はもっぱらプロレス観戦に当てられるという。同じプロレスファンでもハルミさんと違うのは一人の選手が好きなのではなく、プロレス団体丸ごとのファンだという点。
「私が好きなのは大日本プロレスといって、マイナーだけど有刺鉄線とか蛍光灯を砕いたガラスだらけのマットで試合をしたりする、超過激な団体なの。レスラーは血まみれだし、普通女の子だったら卒倒しちゃうようなシーンが連続するの。これがもうワクワクしちゃう」
職場は男性が多いけれど、ミキさんがプロレス大好きだということは誰も知らない。お稽古ごとでもしてると思ってるんじゃないですか、と言う。現在、恋人はなし。「私、プロレス会場では一人静かに応援しているから、だれも寄ってこないわね。そのほうが気楽でいいし……私、子供のころから群れるの好きじゃないの」
あと2〜3年、このプロレス三昧の生活を続けたら、「消防士の人ってかっこいいのよ。今、私に好意を寄せてくれる人が2人いるから、40歳までにはどちらかの人と結婚してると思う。私、負け犬にはならないわ」(中林晃子)
■データ提供
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「電車の中で私の横に立っていたおじさんが読んでいたスポーツ新聞が、私とプロレスとの出会いだったの。忘れもしない新日本プロレスの棚橋弘至っていう選手が、ナントカっていう外人レスラーに挑んで負けたとかってニュースだったわ。なにげにおじさんが読んでいた新聞を横目で見ていたんだけど、いきなり後頭部を殴られたみたいにショックだったなあ。世の中にこんなかっこいい男がいるんだーって」
その日からハルミさんの生活は棚橋一辺倒。プロレス命の東京スポーツを定期講読し、プロレス雑誌は全誌毎週欠かさず購入。部屋の中はあっという間に棚橋一色になってしまった。プロレスと出会って1か月後、ハルミさんは矢も盾もたまらず“プロレスの聖地”後楽園ホールへと出かけていった。その夜、35歳を目前にして、俄然燃えるものに出会ったハルミさんは、安定した生活を放棄し、フリーター生活へと転身する決意を固めたのだった。
「今?昼間は製紙会社に派遣でいってるの。夜はもちろん、プロレス観戦。収入は減ったけど、プロレスファンの男の子たちといっぱい知り合ったし、すごい楽しいわ。プロレスは基本的に一人で観戦ね。私の場合、棚橋選手のおっかけみたいになってるから、地方も多いの。交通費とか宿泊費とかばかにならないけど、充実した人生よ」
中部地方に暮らす両親は、もはや私のことはあきらめたみたい、とハルミさんは言う。そして、棚橋選手と結婚できれば死んでもいい、そうだ。
埼玉に住むミキさん(33歳)も、一人でプロレス観戦をいとわない派だ。ミキさんの職場は地域の消防署。現場ではないからよほどのことがない限り5時には職場を出られるので、夜はもっぱらプロレス観戦に当てられるという。同じプロレスファンでもハルミさんと違うのは一人の選手が好きなのではなく、プロレス団体丸ごとのファンだという点。
「私が好きなのは大日本プロレスといって、マイナーだけど有刺鉄線とか蛍光灯を砕いたガラスだらけのマットで試合をしたりする、超過激な団体なの。レスラーは血まみれだし、普通女の子だったら卒倒しちゃうようなシーンが連続するの。これがもうワクワクしちゃう」
職場は男性が多いけれど、ミキさんがプロレス大好きだということは誰も知らない。お稽古ごとでもしてると思ってるんじゃないですか、と言う。現在、恋人はなし。「私、プロレス会場では一人静かに応援しているから、だれも寄ってこないわね。そのほうが気楽でいいし……私、子供のころから群れるの好きじゃないの」
あと2〜3年、このプロレス三昧の生活を続けたら、「消防士の人ってかっこいいのよ。今、私に好意を寄せてくれる人が2人いるから、40歳までにはどちらかの人と結婚してると思う。私、負け犬にはならないわ」(中林晃子)
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