【ファンキー通信】今じゃ放送禁止? 昔の過激なテレビ番組を振り返る
2006年12月04日21時12分 / 提供:ファンキー通信
たまたま古いテレビ番組のVTRを見ていたところ、今では考えられないような過激な内容だったので驚いた。他にも今では考えられないような番組企画があるのかもと思い、過去の番組について調べてみると、出るわ出るわ、今だったら抗議の電話が殺到しそうな番組企画の数々。
例えば、先日DVDも発売され、伝説化しつつある番組『天才・たけしの元気が出るテレビ』(1985〜96年放送)では元ボクサーでコメディアンのたこ八郎さんに東大生の血液を輸血してIQが上昇するか? という実験企画があった。鬼才テリー伊藤の企画だったのだが・・・。
「もちろん現在はこんな企画はもってのほかですが、放送当時でもギリギリの企画だったと思いますよ。輸血は人命を救うために存在するもので、興味本位で行うものではありませんから」(Kさん/某テレビ制作関係者)
テリー伊藤演出の企画と言えば今や業界人の間では語り草になっている番組がある。1991年の正月特別番組として放送された『オールスターキャノンボール大会』だ。車好きの芸能人を集めて常磐高速道路を無許可でカーレースさせるという無謀で危険な企画だったが、法的に許されるものではなく、放送後に番組制作会社が書類送検された。
「僕もこの番組のVTRを見たんですが、『(ある出場者が)250キロぐらいスピードを出していた』と番組内で語っていました。放送ウンヌンの前に、道路交通法違反として完全にアウトですね」(同)
過激な番組企画は90年代、アメリカのリアリティ番組(※)が世界中で流行し、日本でも『進め!電波少年』などが体を張った企画によって人気番組となったが、現在では過激な演出は減少傾向にある。昔に比べて規制が厳しくなったことが原因かと思い、放送番組に対する苦情を受け付け、審議を行う組織『BPO(放送倫理・番組向上委員会)』に倫理観の変化について伺ったところ、「もちろん時代によって取り扱う問題は変わります。しかし倫理というものは時代が変われば変化するというものではございません」とのこと。では現場の声はどうか?
「テレビ番組制作はスポンサーの協力があって成り立っています。視聴者のひんしゅくを買うような番組があったら、そこでCMを流していることが企業のマイナスイメージになるので放送できません。制作現場での具体的な変化を言えば動物を扱う企画、食べ物を扱う企画が特に注意が必要になりましたね」(同)
食べ物を扱う企画の例をひとつあげると、一昔前のお笑い番組ではゲームの恒例だった『パイ投げ』。クリームがたっぷりついたパイをぶつけ合う、というものだが、食べ物を粗末にするのはよくないとのことで近頃は行われなくなったという。このような例は他にも数多くあるようだ。
作り手の自主規制だけでなく、視聴者側の目も厳しくなっているようだ。しかし、個人的には番組演出としての『パイ投げ』ぐらい許されたって良いと思うし、楽しくないテレビなんてテレビじゃないじゃ〜ん!!とも思う。でも、過激な演出の番組を見て「おもしろい」と思うか「不愉快」と思うかは人それぞれだし、多感な子供がテレビを真に受けて真似したら大問題だ。
子供がどう思うか、という点を考えて番組を作る必要があると思う。(梅田カズヒコ/verb)
※リアリティ番組/演技や台本なしで素人やタレントの挑戦者が番組の用意した企画に挑戦する番組の総称
例えば、先日DVDも発売され、伝説化しつつある番組『天才・たけしの元気が出るテレビ』(1985〜96年放送)では元ボクサーでコメディアンのたこ八郎さんに東大生の血液を輸血してIQが上昇するか? という実験企画があった。鬼才テリー伊藤の企画だったのだが・・・。
「もちろん現在はこんな企画はもってのほかですが、放送当時でもギリギリの企画だったと思いますよ。輸血は人命を救うために存在するもので、興味本位で行うものではありませんから」(Kさん/某テレビ制作関係者)
テリー伊藤演出の企画と言えば今や業界人の間では語り草になっている番組がある。1991年の正月特別番組として放送された『オールスターキャノンボール大会』だ。車好きの芸能人を集めて常磐高速道路を無許可でカーレースさせるという無謀で危険な企画だったが、法的に許されるものではなく、放送後に番組制作会社が書類送検された。
「僕もこの番組のVTRを見たんですが、『(ある出場者が)250キロぐらいスピードを出していた』と番組内で語っていました。放送ウンヌンの前に、道路交通法違反として完全にアウトですね」(同)
過激な番組企画は90年代、アメリカのリアリティ番組(※)が世界中で流行し、日本でも『進め!電波少年』などが体を張った企画によって人気番組となったが、現在では過激な演出は減少傾向にある。昔に比べて規制が厳しくなったことが原因かと思い、放送番組に対する苦情を受け付け、審議を行う組織『BPO(放送倫理・番組向上委員会)』に倫理観の変化について伺ったところ、「もちろん時代によって取り扱う問題は変わります。しかし倫理というものは時代が変われば変化するというものではございません」とのこと。では現場の声はどうか?
「テレビ番組制作はスポンサーの協力があって成り立っています。視聴者のひんしゅくを買うような番組があったら、そこでCMを流していることが企業のマイナスイメージになるので放送できません。制作現場での具体的な変化を言えば動物を扱う企画、食べ物を扱う企画が特に注意が必要になりましたね」(同)
食べ物を扱う企画の例をひとつあげると、一昔前のお笑い番組ではゲームの恒例だった『パイ投げ』。クリームがたっぷりついたパイをぶつけ合う、というものだが、食べ物を粗末にするのはよくないとのことで近頃は行われなくなったという。このような例は他にも数多くあるようだ。
作り手の自主規制だけでなく、視聴者側の目も厳しくなっているようだ。しかし、個人的には番組演出としての『パイ投げ』ぐらい許されたって良いと思うし、楽しくないテレビなんてテレビじゃないじゃ〜ん!!とも思う。でも、過激な演出の番組を見て「おもしろい」と思うか「不愉快」と思うかは人それぞれだし、多感な子供がテレビを真に受けて真似したら大問題だ。
子供がどう思うか、という点を考えて番組を作る必要があると思う。(梅田カズヒコ/verb)
※リアリティ番組/演技や台本なしで素人やタレントの挑戦者が番組の用意した企画に挑戦する番組の総称
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