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世界最年少K2登頂成功・21歳の笑顔(1)

世界最年少K2登頂成功・21歳の笑顔(1)
講演会場に集った多くの人。公民館の講演会にこれだけの人が集るのはめずらしい。自分たちの地域の若者が成し遂げた快挙への関心の高さが伺える。(撮影:山下真由美)
【PJ 2006年11月20日】− 茨城県守谷市の郷州公民館で19日、「世界最年少k2登頂成功記念講演会」が行われた。これは世界最年少でk2登頂に成功した21歳の青木達哉さんによる地域住民への登山報告会である。

 彼は大学の山岳部に入るまで、登山経験といえば筑波山にロープウエーで登った程度だったという。山岳部に入ってはじめて登った山が前穂高岳。山を舐めてかかっていたら思いがけず山登りの辛さに向き合うことになったらしい。大変な思いをして頂上まで登り、そこで見た雄大な景色の美しさに感動し、一気に登山にのめりこんだ。

 彼は今大学4年だが、大学に入ったときからこの東海大学の山岳部創部50周年記念事業として行われる登山にはなんとしてでも参加しようと心に決めていた。その資金を貯めるためアルバイトにいそしみ、部活のことしか考えていない学生生活を送っていたという。

 パキスタンに向けて成田を発ったのは今年の6月5日。途中イスラマバードやスカルドに滞在しながら、k2の麓の村からトレッキングをはじめて、5日目ぐらいでK2に到着。さてそこから頂上までは一カ月以上かかるのだが、こうした高い山に登るには高所順応が最も重要で、ロープを張りながら山を登り、またベースキャンプに戻ることを何度も繰り返すそうだ。

 また医師や看護師を含めての11人のパーティの食料など、およそ1トン近くにもなる荷物をベースキャンプまで運ぶのに、現地のポーターを約200人も雇ったそうである。ひとりのポーターが背負う荷物は25キロまで。一日6時間から8時間歩いて日給が600円程度支払われる。現地では一月200円あれば暮らせるため、この仕事の人気は高い。

 食料や必要な装備などを運び上げるため、頂上に向けて設営した三つあるキャンプまでのルート工作もとても大変な作業だった。達哉さんによるとK2の岩はとてももろく、つかんで引っ張ると抜けてしまうような岩も多かったという。またテーブル大の落石も頻繁にあり、ずいぶん危険な思いもしたらしい。

 スクリーンに映し出される映像を見ていると、その光景は写真でも恐怖を感じるくらいの大自然、切り立つような厳しい山だ。奈落のそこに続くようなクレバス、そこにかかった細い板だけの心もとない橋、地面に転がっているミイラ化した遺体、目がくらむような雪の白さと、とても人が登れるようにはみえない登山ルート。

 そういったクレバスに足を滑らせて落下してしまう、落石、滑落、なだれなどで命を落とす登山者は現在も後を絶たないという。

 二十歳を過ぎたばかりの若者が登る山としてはあまりにも手ごわい荘厳な大自然。スクリーンに映し出される、白い牙のような山なみに震えを覚えた。【つづく】

■関連情報
参考資料  http://www.u-tokai-k2.jp/
記者ブログ http://miyu-pokapoka.cocolog-nifty.com/

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 山下 真由美【 茨城県 】
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