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「世界史」の話と、「核」の話をしよう。

【PJ 2006年11月09日】− 1861年、ウィルヘルム1世がプロイセン王に就くと、ビスマルクを宰相に登用、モルトケを参謀総長として、積極的にドイツ統一に邁進、シュレスウィッヒ・ホルスタイン問題が起るとこれを契機に1866年、普墺戦争に突入した。ケーニッヒグレーツの戦いでオーストリア軍の戦闘力を失わせ、プラーグの和約でオーストリアはドイツ連邦から離脱、プロイセンが北ドイツ連邦を組織することを承認した。1870年スペイン王位継承問題に端を発し、普仏戦争が勃発。フランス皇帝ナポレオン3世もセダンの戦いで捕虜となり、1871年パリは陥落する。これに先立ち1871年1月18日、ヴェルサイユ宮殿に於いて、ドイツ連邦君主は一致して、プロイセン王ウィルヘム1世をドイツ帝国の世襲皇帝に推戴、ここにオーストリアを除外したドイツの統一が完成する。

 ドイツは、宰相ビスマルクの下、飛躍的に発展した。そして登場するのが、3代目ウィルヘルム2世である。1888年3月、ウィルヘルム1世が死去、フリードリヒ3世が即位するも3カ月で死去、ウィルヘルム2世の即位となる。ウィルヘルム2世は1890年、ビスマルクを免職、若い連中を周囲に集めた政治をとり、英・独の帝国主義勢力対立の下、1914年、第一次世界大戦の発生を見るに至った。1918年、ドイツ敗戦、ウィルヘルム2世は退位。この事実は、ある意味での3代目問題の反面教師である。老臣の使い方を誤った好例だ。

 核論議で、いろいろな声が出始めている。それは、若い安倍総理が、どのような舵取りをするかに係ってくる。北朝鮮はそれを熟知した上で、六カ国協議に参加する必要なしと、挑発的発言もして来ている。外交に必要なのは、老獪さだ。

 冷戦時代の考え方に「核クラブ」という発想があった。「核」を保有することで、米ソと対等の発言が出来る大国になるということで、「英」「仏」が続き、「中国」が続いた。いままた、この「核クラブ」的発想が、北朝鮮にあるのかも知れない。「インド」「パキスタン」「イスラエル」はそのミニタリーバランス上の「核保有」である。韓国は同民族だ。日本は「拉致拉致」とうるさいだけで邪魔で当然という見解かも知れない。

 もし、そうだとするならば、日本の立場は、対抗して「核保有」の論議をするのではなく、「世界唯一の核被爆国」としての立場で、「全世界の核廃絶」をアピールし、その一環としての「核拡散」を防止するために六カ国協議での発言をするべきであろう。

 そのためには、いまこのときを捉え、「被爆」とは何であるかを緊急にアピールし、CTBTの完全批准や、NPT体制の強化、そして「核兵器の完全廃絶」へ向けての「孤独な戦い」を開始することではないだろうか。この「孤独な戦い」は、始めれば必ず「孤独」ではなくなる。「被爆国」日本しか、このことは言い出せないのだ。若い力で、理想に燃えたこの動きを始めれば、国際的に日本の立場が明らかにされ、新しい道が開けるように、わたしは思う。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司【 愛知県 】
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